飯島奈美さんが、和歌山でみつけたお味噌です。

地域に伝わる昔ながらの製法をそのまま引き継ぎ、
手仕事の少量生産をしています。

大量につくり、大量に流通させるお味噌は
味の安定のためや、発酵を止めるために
出荷前に加熱処理を施したり、
抗酸化作用をもつ保存料を使用するものもありますが、
このお味噌は、添加物を加えず、
非加熱で、発酵を抑えないでつくっています。

麹の要となるお米は和歌山県産の減農薬米を、
水は、高野山から連なる山々を伝う
紀美野の水を使っています。

このお味噌との出会いは、
飯島さんが和歌山で「道の駅」のメニュー開発の
お手伝いをしたときのこと。

この味噌を販売している
「源じろう商店」に出会い、
そのおいしさと、「昔の味を引き継ぐ」姿勢に
感銘をうけたそうです。

2019年、飲食店を営んでいたご夫婦のもとに、
和歌山の美里町にある金山寺味噌の工場を
引き継がないかという話がきてはじまった、
この味噌づくり。

高野山麓にある味噌工場で
地元の人に愛されてきた味を
「ほんとうにどれも美味しい」と感じ、
その味と場所を次の時代に残したいと、
事業の継承を引き受けたそうです。

地元の、料理上手のご婦人によるレシピにもとづき、
「昔ながらの味」を再現していますから、
強いくせがなく、すっきりとしていて、深い味わい。

ふだんのお味噌汁や料理に、
いつもお使いの味噌のかわりに、
あるいは、いつもお使いの味噌に足して、お使いください。