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marron本体:木材(トチ) ケース:羊毛フエルト ボタン:ケヤキ ヒモ:綿100%(ロウ引き)
縫い糸:麻100% |
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(タテ×ヨコ×高さ)5.0×5.0×3.5cm |
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33.5g |
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床に置いて使う、つぼ押し。 底面が平らで安定しているので、 踏むとしっかり足裏のツボを 刺激してくれます。 元々は、作者のフィンランド滞在生活から 生み出された作品です。 冬、家の中にこもることが多く、 外に出ることが少ない、 足がむくみがちな生活のなかから、 思いついたそうです。
marronを製作しているのは、 飛騨高山にある木工房、 オークヴィレッジ株式会社です。 家具や小物、木造建築まで さまざまな木工品を造っている会社です。 今回、オークヴィレッジの職人さんたちが、 高い技術を集結して、 作者のアイディアを実現してくれました。 とくに、marronの形をきれいに見せる曲線や、 先のとんがった部分は つぼを心地よく刺激するために、 絶妙な形に仕上げています。
使用している木材は、トチです。 北海道から九州まで全国的に生育し、 渓流沿いなど、水分の多い養分豊かな環境を好みます。 材は「トチの絹肌」と言われるくらい、 なめらかで美しい白色をしています。 割れにくく均質な材料で切削も容易です。 お椀や皿、鉢といった器として よく使われています。
marronを入れるケースは、 フェルトでできています。 作っている場所はモンゴルの工房で、 ひとつひとつ手づくりしている作品です。 ケースについている木のボタンは、 marronの本体と同じく、 オークヴィレッジ株式会社が 製作しました。 marronを持ち歩くときなど、 ケースに入れてお使いください。
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この形のものって、触っていると、 妙に落ち着くんですよ。 ホッとさせられる部分が、 本来の機能を越えて、 魅力的に感じられる作品でしたね。
大熊健郎さん
(審査会でのコメントの再録です。)
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