わたしとパール
草場妙子さん ヘアメイクアップアーティスト

装いも気分も整えてくれるもの。

草場妙子 (くさば・たえこ)

ヘアメイクアップアーティスト。サロンワーク、アシスタントを経て2006年に独立。雑誌や広告、CMなど幅広く活躍している。著書に『TODAY'S MAKE-UPーー今日のメイクは?ーー』がある。今年2月に、週末だけのプライベートメイクアップサロンを東京・恵比寿にオープン。

草場妙子さんのプロフィール写真

決まった美しさにとらわれず、
その人自身の良さを引き出すような
ヘアメイクをほどこしてくれる、
ヘアメイクアップアーティストの草場妙子さん。

パールについてお話を伺う企画を考えたとき、
まっさきに頭に浮かんだのが草場さんでした。
草場さんといえば仕事の現場でパールのピアスを
よく身につけられていて、
誠実でしっかりとしたお仕事ぶりとパールが
ぴったりよく似合っている印象がありました。

今回は、草場さんが日常的に愛用されている
パールを見せていただきました。

「外に出かけるときに
ピアスはほぼ必ずつけています」と草場さん。
アクセサリーは装いを整えてくれて、
外に出ていく気持ちを高めてくれる、
日々の生活に欠かせない存在です。
「シャツとパンツなど
プレーンな格好が多いので、
華やかさや女性らしさをひとさじ加えたくて
アクセサリーを身につけることが多いです。
気持ちの切り替えにもなっています」。

人の肌に触れることが多いので、
仕事柄、指輪は身につけないという草場さん。
必然的にピアスが増えていきました。
なかでもパールのピアスは、
“いちばんしっくりくる”存在なんだそう。

「パールを身につけると
自分の気持ちがキリッとする感覚があります。
たったひと粒の小さなものですが、
装いに加えることで『今日も整った』と思えるんです」。

15年ほど愛用しているパールのピアスは、ミキモトのもの。
長く使えるものを持っておきたいと、
ベーシックなタイプを選びました。
「パールはさまざまなサイズがあると思うのですが、
これは大きすぎず小さすぎない、
私の耳たぶと相性の良いサイズが気に入っています。
仕事のときはもちろんプライベートでも身につけやすくて、
とても助けてもらっています」。

ほかにもさまざまなバリエーションの
パールのピアスを愛用されています。

「イヤーカフはカジュアルで、
身につける場面を想像できなかったのですが、
これは小さなパールが上品で、
わたしのワードローブにも合うのではないかと思いました。
デザイン性が高くて、
コーディネートのアクセントになります。

イミテーションですが、奥のディオールのピアスは、
キャッチ部分に大きさのことなるパールがついていて、
ちらっと見えるのがかわいらしいんです」。

「スクエアのピアスは
ケシパールがぎゅっとつまっていて素敵。
形も相まって、クールな印象になります」。

たくさんのアクセサリーを持っていない、と草場さん。
厳選されて選ばれたのはどんなものなのか、
ほかにもお気に入りのピアスも見せていただきました。

「シルバーのハートのピアスは、
大人っぽいのにかわいらしいデザインがお気に入り。
色がほしいときは、ピンクトルマリンのピアスを。
つけるだけでテンションがあがります」。

デザイン性がユニークだったり色味がかわいかったり、
小ぶりだけれど個性的なピアスたちです。

「好みが決まっているわけではないのですが、
シンプルなものが好きです。
あとは単色で、大ぶりではないもの。
揺れないピアスのほうが、
耳たぶにキュッとまとまっている感じが心地よく、
自分らしいと感じます」。

「こうして並べてみると、
おばあちゃんになっても身につけたいと思える
クラシカルなものが多いですね」と草場さん。

そのなかでもパールは長く身につけられる、
とびきりの美しさを放っていると話します。
「パールは、光り方が肌の感じと近い気がします。
表面はマットだけれど、ほんの少し透け感があり、
内側から発光するような美しさがある。
わたしが好きなヘアメイクの感じと、
似ているのかもしれないと思いました」。

肌とひとつながりになっているような
草場さんのパールのピアスは、
どれも雰囲気がことなりますが、
草場さんにとても似合っていました。

(つづきます。)