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かないくん

谷川俊太郎さんが文を書き、できあがった話をもとに、松本大洋さんが2年の歳月をかけて描いた、『死』をテーマにした絵本です。本のデザインは祖父江慎さんが担当しました。印刷は、白ダブルトーン2版を使用する6色刷りを採用しています。すべての漢字にひらがなのルビがふってあります。
クリックすると、『かないくん』の本の絵をいくつかごらんになれます。

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かないくん
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かないくん

著者:谷川俊太郎 松本大洋
発行:株式会社東京糸井重里事務所
定価:1,728円(税込・配送手数料別)
ISBN:978-4-86501-107-4
48ページ 特殊6色刷フルカラー
B5版(257×182mm)
帯・カバーあり上製本

知っておいてほしいこと

裏表紙には何も刷られていません
書店で流通する本としてはたいへんめずらしい、
裏表紙「表4」がまっしろのデザインです。
通常、本の値段やコードなど
「表4」には何らかの記号類が印刷されるので、
本のことをよく知っている方ほど
ミスに見えてしまうかもしれません。
『かないくん』はカバーの「表4」、
本体の「表4」ともに
まっしろな姿でOKです。
乱丁や印刷が抜けているのではありません。
表紙には、タイトルが刷られていません
本のカバーを取り去ると、本の本体の表紙が現れます。
カバーには黒い文字で「かないくん」とタイトルが刷られているのですが、本体の表紙にはタイトル文字がありません。松本大洋さんが描いた「かないくん」の横顔だけが表紙に刷られています。
カバーの表面加工は途中で切れています
本のカバーには通常、紙の強度を上げたり光らせるため表面加工がほどこされていますがこの本は、加工が途中で切れたようなデザインにしあげています。本を手に取って「フィルムが途中で切れている!」と、驚かれるかもしれませんが、それが正しい姿です。通常「加工を途中で切る要望」はありませんの、加工方法、デザインともに工夫しました。『かないくん』のお話を読んでいただければ、祖父江さんの装幀の意図をくみとっていただけるかもしれません。
奥付は、表4側のカバーの折り返しに隠れています
『かないくん』は、
本の著者や印刷した場所、著作権などの
クレジットを記載する
「奥付」がない本のように見えます。
表4側のカバーの折り返しをめくると、
そこに記載されています。
これも、本の内容から考えてデザインされたものです。
本のバーコードは帯に刷られています
「白い表4」のデザインをいかすため、
本のバーコードは帯に印刷しています。