ケニアやタンザニアを中心に、東アフリカで愛用されている長方形の布「カンガ」。普段着として身にまとうだけでなく、赤ちゃんのおくるみに使われることも。ほかにもテーブルクロスやカーテンとして、またふろしき代わりになど、くらしのあらゆる場面で重宝されています。カンガの特徴は、布一枚に必ず一言、格言やメッセージのような言葉が入っていること。東アフリカの女性たちは、単純に模様の好みだけではなく、自分が伝えたい言葉が入っているカンガを選び、大事な人にプレゼントすることもあるそうです。今回手帳カバーにスワヒリ語で入れた言葉は「なんでもない日おめでとう」。カバーは日常に使いやすいよう穏やかな色合いにしてありますが、カンガらしく東アフリカの植物をモチーフにした柄を、くっきりと太い輪郭線で大きく配置した、印象的な見た目のプリントカバーです。