このボーダー企画のはじまりは、
ハリさんからのメールでした。
それ以来、チームの仲間として一緒に制作を進めています。
初めて会ったのは数年前ですが、
一目で洋服が大好きな人なのだなとわかりました。
ハリさんがお洒落だなと思うところは、洋服のサイズ感。
パンツの丈にしても、シャツのサイズにしても、
自分に合うものを知っている人だなと。
「原点のボーダーシャツ」の制作でも
その感覚には助けられることが多くありました。
ライダースのサンプルを試着した時に
「すごく新鮮ですね! 自分用に欲しいなあ」と
本気で合うサイズを選んでいたハリさん。
これはモデルとなって登場してもらうしかない、と
嫌がるのを無理矢理ひっぱり出してしまいました。
レディスと違って固い革なのでよりハードですが、
戸田さんのように大きめにはおるのは勿論、
ハリさんのように小さいサイズを
コンパクトに着るのも素敵です。
(井伊 百合子)
撮影:小野田 陽一
スタイリング:井伊 百合子
ヘアメイク:廣瀬 瑠美
1953年公開の映画『乱暴者』で、
主演のマーロン・ブランドが着たことでも知られる、
ライダースジャケットの代名詞ともいえるモデル。
ライダースのみならず、
レザージャケットの最高傑作として語り継がれる名作です。
WOMENSバージョンとくらべるとかなり男性的で、
より「本格的」なムード。
男性には、もちろん文句なしに似合いますが、
あえて女性のかたが着たときの、
性別にとらわれない感じも、とてもかっこいいです。
伝統を感じさせるブランドタグは、
1960年代に使用されていたものを復刻したもの。
その下にある「MADE IN USA」タグでもわかるように、
この製品は、現在でもアメリカで生産されています。
肩のエポーレットについた星形スタッズ。
モデル名の由来であり、最大の特長です。
これがついていれば
「おっ、ワンスター」とひと目でわかる、
通好みのディテールです。
しっかりと堅牢につくられたジッパー。
近寄ってよく見ると、ジッパーの引き手は、
「Schott」の文字が刻まれた特別仕様です。
左前身ごろのすそ近くに、
フラップつきのコインポケットがついています。
スナップボタンで開閉できるので取り出しやすく、
ちょっとしたものを入れておくのに便利です。
袖のジッパーをしめると、袖口がすぼまって、
風の侵入をふせぐことができます。
バイクでツーリングするときのことを考えた
実用的なディテールですが、
ここを、しめたりしめなかったりで、
シルエットを変えることもできます。
素材は、厳選されたステアハイドレザーを
使用しています。
はじめはすこし固く感じるかもしれませんが、
着込むごとにこなれて、味わいが増していきます。
ステアハイドレザー:
生後2年以上を経過した、去勢された雄牛からできる革
「ONESTAR RIDERS」のサイズは、
32、34、36、38、40、42と、
豊富にそろった6サイズから、えらんでいただけます。
えらぶサイズによって、タイトめ、ゆったりめなど、
さまざまなフィット感で、おたのしみいただけます。
一般的には、ちいさめに着るほど、
ライダースらしい雰囲気が出ます。
お好みのサイズをえらんでいただくには、
サイズ表のほか、
「FITTING ROOM(試着室)」も、ぜひご利用ください。
32 | 34 | 36 | 38 | 40 | 42 | |
---|---|---|---|---|---|---|
胸囲 | 85 | 87 | 96 | 99 | 105 | 108 |
肩巾 | 40 | 40.5 | 42 | 44.5 | 46 | 46.5 |
袖丈 | 61.5 | 61.5 | 61.5 | 62.5 | 62.5 | 62.5 |
着丈 | 56 | 58.5 | 58.5 | 59 | 60 | 60.5 |
胸囲=身幅×2とお考えください。寸法には、ささいな誤差がある場合があります。
あらかじめ、ご了承ください。
1913年、ニューヨークイーストブロードウェイにて、
アーヴィンとジョンのショット兄弟により、
「Schott(ショット)」はスタートしました。
1928年に世界ではじめて、
ジップ開閉のライダースジャケットを開発、
アーヴィン愛用の葉巻からとった
「PERFECTO(パーフェクト)」と名づけました。
その後、エポーレットの星型スタッズが
アイコンとなった伝説のライダース
「ONESTAR(ワンスター)」を発表。
ラモーンズを初め、数々のビッグネームが
このモデルを着用し、その人気は世界中に広まりました。
2013年に創業100年を迎えたショット社は
現在もアメリカ生産にこだわり、
徹底した品質管理を行っています。