「森のボーダーシャツ」は、
これまでの「フレンチボーダーシャツ」や、
「ちいさな国旗のボーダーシャツ」とは
かたちも生地も変えて、一からつくりなおした、
あたらしいボーダーシャツです。
デザインのベースになっているのは、
ボーダーシャツの定番として名高い、バスクシャツ。
横に広いボートネックとよばれる襟と、
直線的で単純なシルエット、ラフな生地感が特長です。
マリンのイメージがつよいこのアイテムを、
もっと着やすく、海だけじゃなく、
それこそ森にも似合うようアレンジしたのが、
「森のボーダーシャツ」です。
※バスクシャツ:
16世紀ごろ、スペインのバスク地方の
船乗りたちが愛用していた、ボーダー柄のシャツ。
海の男たちの実用服だった。
身ごろ・袖とも、上下の無地部分を、
通常よりもかなり多くして、
「ボーダー感」がつよくなりすぎないようにしています。
ボーダーシャツになれてないかたにも、
ぜひためしていただきたい、新感覚のボーダーです。
ボーダーのピッチは、10mm:20mm。
8mm:16mmのフレンチボーダー、国旗ボーダーより
ややカジュアルな、かわいい印象です。
王道の「アイボリー×ブルーベリー」。
街着と相性のいい「ブルーベリー×グレー」。
そして、まさに「森のボーダー」、
配色が新鮮な「グリーン×ミント」。
3色のカラーバリエーションを用意しました。
胸に刺しゅうやプリントが入ります。
こういう入りかた、ありそうでなかったでしょう?
デザインは、
「OHTOのくまの刺しゅう」、「音符の刺しゅう」、
フィンランド語で「シナモン&カモミール」を意味する
「KANELI & KAMOMILLAのプリント」、
3種類からえらべます。
「国旗ボーダー」とくらべると、
全体に余裕があるのがわかります。
しかし、だぶついた感じはなく、印象はあくまでスマート。
試行錯誤をくりかえしてたどりついた、
じまんのシルエットです。
バスクシャツ特有の、みじかめの袖も、
チャーミングですね。
ボートネックを採用したことで、
首まわりは、かなりひろくなっています。
しかし、わりとよくある、襟が横にひろすぎたり、
襟もとが、のどにせまってくるかたちは不快なので、
襟幅はややせまめ、襟もとはさげめにして、
着やすくなるよう、くふうしました。
すそには動きやすくするためのスリットが入っています。
スリットのうらがわは、
綿テープでしっかり補強しています。
「フレンチボーダー」や「国旗ボーダー」より、
さらにぶ厚い、かためのがっしりとした、
コットン100%の生地を使っています。
反物の段階で、いちど洗いをかけることで、
さらに目は詰まりつつ、
かたくなりすぎないようにしています。
がんがん洗濯してもへこたれず、逆にあじわいが出てくる、
たのもしい生地です。
上着の下に着るインナーにしても、逆に、
シャツなどの上からトレーナー感覚で着てもいい感じ。
使い勝手のいいボーダーシャツです。