LOOKING! 価格と商品の一覧
3月はじまりの「ほぼ日手帳2006 SPRING」は、
学生のみなさまだけでなく、
4月−3月の年度区切りで働くサラリーマンの方や
公務員の方にも、
「仕事のサイクルと合っていて実は便利」と人気です。
今回は、そんな年度区切りで働く方代表として、
情報システム系会社勤務の加藤慶一さんに
お話をお聞きしました。
加藤さんは、もともと奥さまからのプレゼントで
「ほぼ日手帳」を使いはじめたのがきっかけで、
以来、ご夫婦で仲良く「ほぼ日手帳」を
お使いくださっているそうですよ。


加藤慶一さん


仕事に合わせて、手帳も3月締めにするとしっくりきます。

――加藤さんは、以前から
――3月はじまり版の「ほぼ日手帳」を
――ご要望されていたそうですが‥‥

はい。
「やっと出たな!」という感じです。
私の勤めている会社は、
4月−3月という年度で動いているので、
プロジェクトのスケジュールを立てたり、
進行したりするのに、
12月はじまりの手帳よりも、
3月はじまりの「ほぼ日手帳2006 SPRING」の方が、
明らかに便利なんです。
とても単純な理由ですが、
年間を通しての予定が見やすいというのが、
何よりもうれしいですね。
私の場合、プライベートよりも、
仕事で手帳を使う場面が多いので、
1年間使い終わったときには、
手帳が、その年の「仕事の記録帳」になります。
ですから、年度途中の1月に
新しい手帳に変えるということは、
進行中の仕事の記録が
途中でプッツリと途絶えてしまうことになるので、
案外、不便なんですよ。
あと、手帳を変えるということは、
それだけで、気分も新たにがんばろう、
という気持ちになりますから、
できれば、4月の年度はじめに合わせて
手帳も新しくしたいものです。
そう考えると、
やっぱり年度単位で働く人にとっての手帳の締めは、
12月ではなく、3月の年度締の方が
しっくりくると思うんですけどね。


日付や時間といっしょにメモすると、あとで、記憶がたどりやすい。

私は、打ち合わせ中や電話中などに
気になったことなどは、
すべて手帳に書き留めています。
これは、記憶のひっかかりを残す感覚ですね。
メモ程度のことでも、
日付や時間とともに書いておくと、
あとで、より記憶がたどりやすくなるんです。
たとえば、これが手帳ではなくノートですと、
いきなり書きはじめてしまうことが多く、
あとで読み返してみても、
いつ書いたのか、
誰の発言に対してこのように考えたのかといったことが、
全くわからなくなってしまうことがよくあります。
手帳には当然のことながら日付がついていて、
とくに「ほぼ日手帳」の場合は、
さらに、そこに時間軸もついているので
時間軸の横に、メモを書いておけば
その周辺の書き込みと合わせて、
そのときに考えたことを思い出しやすくなるんです。
私の場合は、さらにその場にいた人の名前も
メモしておくことによって
記憶のひっかかりをより強くしています。

この「日付や時間とともに書く」のには、
「ほぼ日手帳」の1日1ページの書き込みスペースは、
かなり魅力的です。
1日ページの時間軸に予定を書いて
右側の空いたスペースにメモが残せますから。
よくある薄いビジネスマン向けの手帳ですと、
予定を書いたら、
もうそれ以上書くスペースは、ほとんどありませんから、
ただ予定だけが書かれた手帳になってしまいます。


毎日、びっしりと書き込まれています。


書き込むことで、自分で時間の流れをつくっていく。

――加藤さんの会社では、週、月、年という区切りで
――お仕事の予定を立てられていらっしゃるんですよね。

そうですね。
会社やチーム全体で共有する
「スケジュールシート」というものがあります。
それと照らし合わせるようにして
自分なりに手帳に予定を書いていく感じですね。
年間予定表には、
数カ月単位、年単位の大きな流れを記入しておきます。
来月のこのあたりには、
ここまでやっておかないといけない、
といったことを把握しておかないと、
遠回りしてしまうことがありますから。
1日ページには
「この時点では、
 このくらいのレベルに達してしておきたい」
というチェックポイントを書き込んでいます。
目標をひとつずつ達成させていく上で
「自分は今、どこにいるのか」ということを
こまめに、チェックしていくと、
ある程度、予定通り進むんですよ。
こういったタスクリストというのは
スケジュールしか書き込めない手帳には
書きづらいんですよね。
仕事上の目標の達成目安というのは
日時の決まった日々の予定とは、全く別の概念で
「だいたいこのあたり」といったものですから、
目立つところに楕円で囲んだりして書いておくと、
おおまかな目安を立てやすくなります。
何度も言うようですが、
やっぱり、書き込みスペースがたっぷりあるというのは、
こういうときにも、魅力的ですよね。
書き込みスペースにくわえて、あともうひとつ、
「ほぼ日手帳」は、マス目が方眼になっているので、
ちょっとしたフローチャートを書いたりするのにも
便利でいいですよ。

――最近は、パソコン上で
――仕事の予定や進行を管理する方も多いと聞きますが‥‥

パソコンで打ち込むのは
誰かの考えを要約したりするときには便利ですが、
自分の考えを積み上げていくようなときは
どうしても手書きになりますね。
紙に書く方が頭の中でちゃんと整理できるんです。
もちろん、電子手帳も便利ですけれど、
スケジュール(時間)に追われすぎてしまうので
私はあまり使いこなせませんでした。
アナログの手帳の場合は、書き込みながら、
自分で時間の流れをつくっていくイメージと言いますか
たとえば、目標達成までの持って行き方でも、
自分のペースでつくれるような気がします。

この手帳のおかげでというと大げさかもしれませんが、
予定以外のことも、こまめにメモしておくことで、
仕事の流れは、非常にスムーズになっています。
同僚を見ていても、
最近モバイルが発達してきたとはいえ、
やはり手帳を好む人が多いようですね。
パソコンとちがって横目がききますし、
「ほぼ日手帳」のように自由度が高い手帳は
やはり使いやすいです。


妻との連携にも、役立っています。

――お仕事以外のプライベートなことも、
――この手帳に書かれていたりするんですか。

私の家庭は、共働きです。
基本的に妻がやってくれていますが、
息子をいっしょに育てる上で、
妻との連携は、とても大切です。
妻も仕事をしているので、
なるべく彼女を楽にしてあげたいですし、
僕も時間に余裕があるかぎり、
できるかぎりの協力をしたいと思っています。
僕も、妻の代わりに
息子を保育園に迎えに行ったりするのですが、
そのとき、保育園の行事や、
持っていかなくてはいけないものについての
連絡事項を聞いたら、
家に帰ってからちゃんと妻に伝えられるように、
ささっと手帳に走り書きをしておきます。
うっかり忘れてしまうと、
息子がかわいそうな思いをしてしまうことになるので、
そのことに関しては、夫婦とも真剣です。
保育園は、共働きの家庭が多いので、
行事や手づくりの何かというのは
少ない方だとは思いますが、
それでかえって、
たまにある、お弁当の日などを
忘れてしまいがちなんですよね。
やっぱり書いておくことは、大事です。
みなさん同じだと思うのですが、
書いておかないと忘れちゃいますからね。



加藤さん、どうもありがとうございました!
加藤さんのお話を聞いていて、
あらためて、3月はじまりの「ほぼ日手帳2006 SPRING」を
年度区切りで働いていらっしゃる会社員の方にも、
おすすめしたくなりました。
また、
「日付と時間をいっしょにメモすると、
 記憶に残りやすい」
というお話も、すごく参考になるなあと思いました。
お仕事の話をしているときとは対照的に、
奥さまや息子さんのお話になると、
少し照れながら、でも、とてもうれしそうに
お話されているお姿が、また一段と素敵でした!!

※「ほぼ日手帳2006 SPRING」の追加販売は、
 2月23日(木)午前11時からはじまります。
 販売についてのくわしい情報は、
 こちらのページに載っています。
ほぼ日ストアへ はじめにもどる
©2005 HOBO NIKKAN ITOI SHINBUN All rights reserved.