HOBONICHI TECHO 2007 ORDER SHOP
ウインドウをとじる
「ガラス加工」の革ができるまで。

ガラス加工の革が、
どのようにできあがっていくのかご紹介します。

原皮は日本の国産の原皮(牛皮)を使用しています。
原皮に付着している不要物を取り除き、
汚れた水は処理をして、きれいな水にしてから
外へ流します。
石灰に漬けて、皮をふくらませ
毛を毛根からぬき取ります。
毛をぬき取った面(銀面)が皮の表面になります。
皮の表面についている不要物を取りのぞき、
製造する用途に応じて、皮の厚みを分割します。
革に色ムラが出にくく、やわらかくなるように、
クロムなめしを施し、皮に耐久性を与えます。
大きな革は、作業がしやすいように、
1頭分の革を背筋に沿って分けます。
水分をとりのぞくのと同時に
革を伸ばします。
革の表面(銀面)の欠損が多いか少ないか、
チェックをします。
革製品の用途に応じて、
革を削って最終的な厚みにします。
革のやわらかさなどを調整しながら染色します。
染色した革の水分をとりのぞくと同時に、
革を伸ばします。
琺瑯板(ほうろうばん)などに、
革を伸ばしながら張って乾燥します。
乾燥した革をほぐしてやわらかくします。
表面をサンドペーパーで擦りとり、
なめらかにします。
スプレーや手塗りでまず着色する。
希望の色に合わせるため、
スプレーで最終的な調整をします。
革を伸ばしたり、艶を出す目的で
アイロンをかけ、美しさを強調します。

以上で「ガラス加工」の革の完成です。