アンリ・ペグラン(HENRI PEGUELIN)
革工房「HENRY CUIR」(アンリークイール)代表、
イタリア・ヴィジェーヴァノ在住。
1947年、スイス・ローザンヌ生まれ。
20歳でスイスのセリエAのサッカーチーム
ローザンヌ・スポルトに所属、フォワードで活躍する。
その後ロカルノ、ベリンゾーナに移籍。
1969年、師となる馬具職人との出会いを経て、
1970年にイタリアのエルバ島に移住し、
革職人としての活動を開始する。
1972年にショップ兼工房の「HENRY CUIR」をスタート。
当初はアンリひとりで製作に携わっていたが、
徐々に製品が知られるようになり、
1981年に職人を集め工房を拡大、
1983年に靴職人と出会い、モカシンなどの履き物や、
さらには家具づくりなど、アイテムを増やしていく。
1985年にミラノ店開店にともない
ブランド名を「HENRY BEGUELIN」
(エンリーベグリン)に改称、
バーニーズニューヨークを通じてアメリカ市場に進出。
しかし拡大していく会社と、ビジネスパートナーとの
ものづくりに対する哲学の相違から、
1997年にいったんこの世界から退くことになる。
(現在もエンリーベグリンは活動を続けているが、
 アンリさんは携わっていない。)
1998年、革職人の原点にもどり、
再び「HENRY CUIR」(アンリークイール)の名で
自身の工房を立ち上げる。
第1号店を東京南青山に開店、
その後ミラノ、パリ、
京都、大阪にもショップを開くほか、
バーニーズニューヨークなどでも展開している。
現在、本店は、東京南青山にある。