ほぼ日手帳のカバーは、
いろんなブランドとコラボレーションしていますが、
そのほか方眼のマス目の大きさ、
文字の形、大きさ、色など、
手帳本体にまつわるさまざまなデザインは、
2009年版のほぼ日手帳から
すべてグラフィックデザイナーの
佐藤卓さんにおねがいしています。
佐藤卓さんは、
ロッテの「キシリトールガム」、
明治の「おいしい牛乳」などなど、
挙げたらキリがないくらい、
誰もが一度は目にしたことのあるデザインを
数多く手がけているデザイナーです。
私たちは、2009年版のほぼ日手帳を開発するにあたり、
佐藤卓さんにこんなふうにお願いしました。
「長いこと、いろんな要素を増築していく中で、
つぎはぎが多くなっていたり、
情報が混み合っていたりするかもしれない。
佐藤卓さんの目で客観的に見たときに、
『なんでここはこうなっているんだろう?』
という部分を徹底的に見直してもらいたいんです」
難題ともいえるこのお願いに、
佐藤卓さんは見事応えてくださいました。
手がけたデザインのコンセプトを
佐藤卓さんはこんなふうに説明します。
「『デザインをどこまで消すことができるか』
ということを追求しました。
手帳は、使いこめばこむほど、
その人の生活を支えるものになる。
そこでの主役はもちろん手帳ではなくて、使う人です」
だから、使う人の自由度もあって、
しかもずっと残る普遍的なデザインなんですね。
(あやや) |