15緊張した文字がありました。

あの日、秋田市で体験したことは
鮮明に覚えていますが、
一番不安だったのは、
いつ終わるかわからない停電でした。
何がどれくらいの規模で
起きていたか知りえませんでした。
信号が消えた雪道を急いで帰宅しました。
右折なんて一生できないんじゃない?
というくらい交差点は混乱していました。
ああいう状態で、どこまで譲り合えるか、
自分は譲れるか、と考えたり。
あれから、いろんなことがあって
今ここにいます。
手帳には、緊張した文字がありました。
(ペルノー)