「あっ、この日は左手で書いてある」と
気づき、当時を思い出しました。
地震が起こって、ずっとテレビに釘付けで、
夜、布団に入っても寝ていいのかわからず、
かといって、ベッドサイドの届くところにある
手帳を開くのも、ほんとうは億劫で億劫で
どうしようかと思っていました。
多分開いたら今日だけはこのことは
書かなくちゃいけないことは、わかっていたので。
いつも使う右手で書けば多分書きなぐり、
パタンと閉じるだろうと思い、
久しぶりに左手で書くことに。
(左ききですが、
字だけは平生右手に持ちかえています)
一文字一文字ゆっくりゆっくり書きました。
(うちやまあきよ)