3月11日、私は地元の青森市を離れ、
仕事の研修で品川区の
とあるビルにいました。
地震が起きた時は、仕事の真っ最中。
ひときわ心配だったのは、
一人暮らしで
もともと足の悪い祖母のこと。
電話は一向に繋がらず
気にしながらも業務を続けていると、
研修先の上司に肩を叩かれました。
「おばあちゃんと電話がつながったよ」
別室から繋がりやすいIP電話で
かけ続けて下さったのです。
連絡ありがとう、とこちらを
気遣う祖母の声に、
とても心が落ち着いたのを覚えています。
あれから1年。
研修を終え青森市に戻ってからも、
余震に見舞われながら
元気に生きて仕事をしています。
(苺飴)