父が緊急入院したので
お見舞いへ行った日でした。
地震が発生したのは、
父の車を借りて、
父の好きな雑誌を買いに
本屋さんへ行ったその帰りでした。
赤信号で車を停止させているその時、
やたらキュッキュッと前へ車が動くので
ブレーキを何度も強く踏み直し、
電線や看板を見て風が強いなぁ‥‥と。
大きくたわんで揺れる建物を目にして
やっと「地震だ!」と認識したのでした。
上の方に「自宅戻り」と
書いてあるのをバツで消していますが、
電車が止まり帰れなくなったのです。
上の方に書いてあるのは、
夜に「やっと電話が繋がった!」と
伯母が電話をしてきた時の話を
書き残しているものだと思います。
(あべまゆ)