この時、私はランチ中でした。
名古屋では歩いてる人には
わからない揺れ方で、
最初は自分が疲れてフワフワして
いるのかと思いました。
でも、ユラユラと揺れる店内の照明を見て、
地震だと自覚しました。
まるで船に乗っているかのような
ゆったりとした大きな揺れ方、異様な長さに、
「これは尋常ではない!」と思った瞬間、
外を見ると、窓の外には
何事もなく地下街を行き交う人々。
なんでもない日常と、
自分が体感している異常。
その瞬間、背筋が凍ったことを、
この時の光景と共に今でも思い出します。
忘れてはならない記憶として、
食事をしていた店のレシートを貼りました。
この一文を書いたのは、
ずいぶん日が経ってからだと思います。
(SnowBell)