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はじめまして。 |
イアン |
はじめまして。ハリスツイード・ヘブリディーズ社の
イアン・マッケンジーといいます。 |
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みんな、お会いできるのを楽しみにしていました。 |
イアン |
ありがとうございます。
ほぼ日手帳は何冊くらいあるんですか? |
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最初はナイロンの2種類だけでしたが、
だんだん増えて、10年で68種類にまで増えました。
今回は、はじめてハリスツイードを使わせていただき、
ユーザーにも好評なんです。 |
イアン |
うれしいです。100周年のラベルも入っていますね。 |
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イアンさんの会社、ハリスツイード・ヘブリディーズ社は
どのような仕事をされているんですか? |
イアン |
糸を織り子さんに渡して、
織り上がったものに仕上げをする会社です。
織は島の各家庭で行うことが定められていて。
僕も、若い頃は織ってましたよ。 |
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織るところからスタートされたんですね。 |
イアン |
はい、織り子からはじめて、組合、そして協会と
ハリスツイードに関する過程をすべて経験してきました。 |
── |
すごいですね。ハリスツイードの生地には
厳しい定義があると聞きましたが‥‥。 |
イアン |
はい、織から仕上げまでのすべてを
アウター・ヘブリディーズ諸島のハリス島(ルイス島)で
行ったものしかハリス・ツイードと呼べません。
後で話しますが、ぜんぶで4つの条件があります。 |
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楽しみです。今回は、そんなイアンさんに
ハリスツイードにまつわるお話を
聞かせていただければと思います。 |
イアン |
もちろん! |
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ところで、イアンさん、半袖なのですが、
ちょっと寒くありませんか? (取材は11月です) |
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イアン |
ちょうどいいです。だって、ハリス島では、
気温が25度以上になったら、
ものすごく暑いという感覚なんです。
日本の夏は35度にもなると聞いて‥‥
未知の世界です(笑)。 |