「ほぼ日手帳」は2009年版のときに
グラフィックデザイナーの佐藤卓さんにお願いして
細かいデザインの見直しをおこないました。
方眼のマス目の大きさを変更したり、
方眼の点線と点線が交わる地点を
すべて「十字路」になるように調整したり、
時間軸の数字の上に重なっていた破線を取って
見やすいようにしたりと、
数多くのチューニングを施していただきました。
そんななかで、あまり知られていない
改良ポイントがあることをご存知でしょうか?
なんというか、じつに細かいことで、
その意義はたしかにあるのですけれども、
大声で言うのもちょっと‥‥というほど細かいので
あんまり言ってなかったことでは、あるんです。
でも、せっかくですから、
いまごろですけど、ご報告。
それは1日ページの右ページの右下、
ミニカレンダーにあります。
ミニカレンダーには、いま開いているページが
その月の何日なのかがわかりやすいように
マークがついています。
佐藤卓さんはそこを調整してくださいました。
左が2008年版までのミニカレンダー、
右が2009年版以降のミニカレンダーです。
もうおわかりですね。
ダンベル型だったのが楕円型に変わりました。
こ、細かい‥‥ですか。そうですね。
しかしながら、細かいとはいえ、
ダンベル型から楕円型にすることで
視認性は明らかに高まっているのが
おわかりかと思います。
おまけに、デザインがグッと締まったと言いますか、
洗練された印象を受けます。
そしてこの改良ポイント、
あまりに細かい変更だったため、
手帳チームの中でも知らない乗組員がいるほどです。
変更を覚えている人は、
かなりのほぼ日手帳通かもしれません。
(針生) |