「ほぼ日手帳」の評判が高まるにつれて、
さらに大人っぽい高級品を、
という声があがってくるようになりました。
具体的には、「革の手帳はつくらないのですか?」という
お問い合わせをずいぶんいただきました。
たしかに、その気持ちはわかります。
革の手帳って、愛着がわくものですものねー。
というわけで、
ついに、革バージョンが新たに加わることになりました!
それも、
革製品に詳しい人が見たら
びっくりするような水準のもの

をつくりました。

使用している革は、組織の均一性が高く、
小物に使用するのに最適な『牛革』です。
「ほぼ日手帳」本体を、やさしく包んで、
開きやすく、手になじんで持ちやすいようにと、
やわらかい牛の革をえらびました。
また、牛の革といっても、「なめし方」によって、
堅さは、さまざま。
よりやわらかく、深みのある風合いを表現するために、
表面には、植物の樹皮、葉などから抽出した
タンニンでなめす伝統的な手法で加工した
「ヌメ革」を使いました。
   

菅原孝さん
  そして、この革のカバーを作ってくださるのは、
「高級革職人」の菅原孝さん。
革職人の中でも、
特に、高級革小物製品を扱う職人さんです。

「ほぼ日手帳は、すべて手作業でつくります。
 手をかけて、じっくり、つくりたいんです」


と語る菅原さんは、
明治時代からつづく、浅草の伝統革職人の三代目。
できあがった、全てのカバーに目が行き届くようにと、
職人の人数もあえておさえ、
技術が高い職人仲間2人と協力しながら、
1つ1つ、ていねいに、つくっていきます。
“きざみ”とよばれる、四隅の処理をはじめとして、
縁どりは、よりていねいに、品よく仕上げるために、
“へり返し”とよばれる、
一方のへりを他方のへりの上に覆いかぶせる
接着方法を用いています。
日本の職人さんだけができる美しい表現が
随所に見られる、美術工芸品の域に達したとも言える
逸品です。


きざみ

へり返し
   
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  黒革

革といえば、定番なのが、黒革。
よどみのない、美しい黒色です。
重厚感がありながら、
革そのものの持つやわらかな風合が魅力です。
男性は、もちろんのこと、
大人のセンスの女性の方にもおすすめできる
黒い革のカバーです。
   
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  茶革

黒と並んで、革製品の王道ともいえる色です。
落ち着いた、色味が深い茶色です。
黒よりもやや個人的な香りがあるかもしれませんが、
結局は、好みの問題なんでしょうねぇ。
ほんとうにきれいな茶色の革のカバーです。
   
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  ヌメ革

染料をまったく使わず、
素材そのものの色味を生かしました。
いわば、布でいえば「生成り」ですね。
「ベージュの革は汚れが目立つ?」
とご心配の方は、ご安心ください。
この『ヌメ革』は、
使っていくうちに、革全体がアメ色に変わって、
より風合いが増していくのを愉しむ色なんです。


カードポケット

バタフライストッパー

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