タオルの特徴について
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両面パイルのタオルとは、
ボリューム感が異なります。
軽く、やわらかく、吸水性がよいことを
大切にしている「やさしいタオル」。
その軽さは、片面をスーピマコットンのパイル、
もう一面をガーゼにすることで実現しています。
軽いということは、薄いということでもあります。
両面パイルのタオルの「厚さ」や「重さ」とは
質感が異なりますので、
初めてのかたは意外に思われるかもしれません。
また、前回から、よりふんわりやわらかくするため、
パイルの輪の高さを高く、
織り密度をゆったりとさせました。
このことで、以前に比べると、
パイル面のみっしり感は少なくなっております。
あたらしい「やさしいタオル」の
はだ触りをおたしかめください。
▲バスサイズの「やさしいタオル」を四つ折りにした高さを測ってみました。
04
パイルの糸が光沢があり滑りやすいため、
糸が抜けやすくなっています。
「やさしいタオル」のパイルは、ふつうのタオルよりも、
パイルが抜けやすくなっています。
理由は、パイルに使っている特別な糸にあります。
パイルの糸は、毛羽立ちのすくない
「超長繊維綿」のスーピマコットンに、
「LA加工」をほどこして、
糸をふっくらとさせていますので、
繊維自体にしわが少なくなっています。
つまり、糸が、「ツルツル、すべすべ」しています。
<LA加工あり> |
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▲断面 |
▲側面 |
<LA加工なし> |
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▲断面 |
▲側面 |
このつややかな糸に摩擦が少ないので、
一度ループ(パイルの糸の輪)をひっかけてしまうと、
するするとパイルが出てきてしまいます。
さらに、LA加工をほどこした糸でつくるパイルは
ループのよじれが少なく、
ふっくらとして堅くならないという利点の反面、
ループをひっかけてしまいやすい
という弱点もあります。
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▲LA加工あり |
▲LA加工なし |
ふつうに洗濯したり乾かしたり、日常使っているぶんには、
心配いらないレベルですが、洗濯をするときに、
ボタンやジッパーのついた洋服と一緒に洗濯をしないなど、
ほんのちょっとだけ、ふつうのタオルよりも
やさしく扱っていただければ、と思います。
もしもパイル糸が飛び出てしまったときは、
それ以上出ていってしまわないように、
はさみで糸の根元から切ってください。
セーターのように切ったところから
ほつれることはないのでご安心ください。
05
ガーゼ面には3センチ間隔で
小さなへこみがあります。
片面ガーゼ、片面パイルの二重織りの
「やさしいタオル」は、
パイル面とガーゼ面を
「接結糸(せっけつし)」とよばれる糸で、
とめています。
ガーゼ面から見ると、接結糸のところが、
へこんで見えますが、
必ずできるものですので、ご了承ください。
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ハンドタオルの端は波打ちしやすいです。
ハンドタオルは織機の関係で
他のサイズとは左右の端の始末の方法がちがい、
ミシンでかがる方法をとっています。
▲左:ハンドタオル 右:フェイスタオル
できるだけ、タオルを作るための糸と
収縮率の近い糸を使っているのですが、
それでも糸に性質のちがいがあるために、
洗濯・乾燥を繰り返し、使っているうちに、
端が波打つ可能性があります。
気になる場合は、洗濯物を干すときに、
ピンと端を伸ばしてから干していただいたり、
ふつうのハンカチと同じように、
乾燥後、アイロンをかけていただくと、
波打ちを抑えることができます。
なお、乾燥機を使うと縮み率が大きくなりますので、
ご注意ください。
07
一部のタオルに使用しているプリントの部分は、
使い始めに染料のニオイがすることがあります。
また、洗濯するにつれ色が薄くなっていきます。
今回、プリントをほどこしているデザインは、
大槻あかねさん、福田利之さんと、
パッチワークパターンの3シリーズです。
プリント部分は洗濯を繰り返していくうちに、
色が薄くなっていきます。
また、使いはじめのうちは色落ちしたり、
染料のニオイが多少することがあります。
お使いいただくうちに薄れていきますので
ご安心ください。
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