手仕事と機械が足並みをそろえていた時代から愛されている
「活版印刷」という印刷技術を使う、
「TOKYO PEAR」のおふたりによる新作です。
いずれの色も、手作業で調合した色をもとに、
タオル工場で再現、プリントを行なっています。
全体的にちょっと版画的な印象があるのは、
手仕事ならではの工程からうまれたニュアンスです。
今回のテーマは「サマーリゾート」。
「バス」は、恵梨子さんとダレンさん、
それぞれの「ちいさな頃の思い出の海」を
紺と水色でプリントしています。
名前は「summertime」と名付けました。
(ちなみにダレンさんはノースカロライナ、
恵梨子さんは新潟の海なんだそうです。)
砂の城、星の砂、バケツ、ヤドカリ、ヒトデ、
海藻、スコップ、カニ、ホタテ‥‥
そして丸いなかに☆が入っている模様は
日本にはない「サンドダラー」なんですよ。
「フェイス」のモチーフは、鯨と海のいきものたち。
名前は「海の音」といいます。
珊瑚、海藻、熱帯魚の泳ぐ海に、
のびのびと鯨がうかび、潮をふき、
その上に飛ぶ海鳥たち、そしてかがやく太陽。
「バス」から、もっと海の水の中に入っていくイメージで、
プリントはブルーとグリーンの2色。
恵梨子さんの好きなフォークアートの
ニュアンスも入っています。
「ハンド」は、オレンジと赤でプリントした、
熱帯の鳥たち。ハワイにすむ
「ベニハワイミツスイ」と
「ハワイツグミ」という鳥をモチーフに、
真っ赤な「オーヒアの花」に群れるようすを描いています。
そういえば、全体がなんだか
ハワイアンキルトのようですよね。
そして「ハンドよこなが」は、
熱帯の森にひらひら飛ぶ(「floating」)蝶を、
幾何学模様的にデザインしています。
ちょっと和柄にも見え、
折りたたんでもつと、とてもかわいんですよ。
さて今回も、活版印刷による、
手づくりのグッズもならびます。
ハンドよこながの「floating」と、
ハンドの「オーヒアの花」、
バスの「summertime」の柄3つをセットにした、ギフトタグ。
そしてフェイスの「海の音」の柄のミニカード。
おなじくフェイスの柄をいろんなふうに構成し直した、
4枚セットのコースター。
バスのデザインでは、ポストカードもつくりました。