触り心地を気持ちよくするために、
パイルの輪を大きくして、
織り密度は、ゆるめになっています。
極端なたとえをしますと、
背が低く密集した芝生から、
背が高い草が生える野原になった、
という感じです。
タオルをさっと壁のフックにかけられるよう、
綿&麻素材のハンガーループがついています。
タオルの端は、じょうぶでありながら、
「ごろごろした感じ」にならないように
織り方をくふうしています。
すっきり、端まで「やさしい」タオルなんです。
左:ハンド、ハンドよこながの端
右:バス、フェイス、シャワータオルの端
あたらしい織機の仕様で、
2010年度からの「やさしいタオル」は
フェイス、ながいフェイスのヨコ幅が
5mm短くなったぶん、タテを長く。
その結果、面積がちょっと大きくなっています。
ハンドよこながとバスタオルも
少し大きめの面積になっています。
ハンドよこなが 12×35.5cm
ハンドタオル 29×29cm
キッチン 29×35.5cm
フェイス 86×35.5cm
シャワータオル 126×35.5cm
バス 126×66cmです。
タオルをつくる最終段階の「洗い」。
そこに使っているのは四国山脈の伏流水です。
そして「やさしいタオル」を作っている工場・藤高さんが
赤ちゃん用のタオルを作るときに使っている
シャボン玉石鹸で、洗いをかけています。
パッケージをあけたときに、ほんのり香るんですよ。
柔軟剤は、リンスのようなもので繊維をコートするので、
繊維はふっくらつややかになりますが、
吸水性を低くします。
最初から吸水性が高く、
肌のことを大切に考えた「やさしいタオル」は、
柔軟剤を一切使わずに仕上げています。
ガーゼ面はさらっとした木綿の風合いを出すために、
一般のガーゼのよりも太い糸で、ざっくりと。
パイル面は、2016年秋の新作からは
ギリシアで育ったヴィーナスシードという綿糸に、
特別な加工(LA加工)を施した糸を使用しています。
ふんわりしたパイル面は、
たくさんの水分を一気に吸収するときに、
さらっとした風合いのガーゼ面は、
肌をこすらずに、そっと汗を抑えるときに‥‥と、
裏表それぞれの使い心地をお楽しみください。
ガーゼとパイルの二重織りのため、
軽くてかさばらず、
また、洗いやすく、乾きやすいなどの
特長を兼ね備えています。
仕事場や旅行先などでもお使いくださいね。