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お直しワッペンの つけかた

「お直しワッペン」は、
「アイロン圧着」という方法で生地に貼りつけます。

ここでは、つけかたの方法やポイントをご紹介しますね。


〈用意しておくもの〉

・貼りつける衣類など
 (アクリル、ナイロン、ビニール素材など、
  アイロンの熱に耐えられない素材には
  貼ることはできません)
・アイロン(スチーム機能は使いません)
・アイロン台
・あて布(綿のハンカチでOK)
・霧吹き(なくてもOK)
・はぎれ(穴をふさぐお直しをする場合)

 
STEP1
アイロンをあたためる
アイロンの温度を150〜170度に設定します。
温度が表示されていないアイロンの場合は、
「中」や「木綿」のところにセットしましょう。
 
STEP2
ワッペンをセットする
アイロン台に貼りつける衣料などを置き、
好みの位置にワッペンをセットします。
透明フィルムのレイアウトで貼りたい場合は、
そのままフィルムをつけたままセットします。
それぞれのパーツをご自分でレイアウトする場合は、
透明フィルムからはがしてセットしてください。
point
穴をふさぐような「お直し」をする場合、
そのままアイロン圧着をすると
ふさぐ穴の向こう側の生地に
ワッペンが貼りついてしまいます。
穴のサイズに切り取った布を
ワッペンの裏につけてアイロン圧着をしましょう。
 
STEP3
あて布をする
貼りつける生地を熱ダメージから保護するため、
刺しゅうの上にあて布をのせます。
point
あて布が厚すぎると熱が十分に伝わらず、
ワッペンがしっかり貼りつかなくなります。
 
STEP4
アイロンでプレス
あたためておいたアイロンを強くぎゅっと押し付け、
20~30秒、しっかりプレスします。
アイロンは「ドライ」にしてください。
「スチーム」は、オフです。
蒸気ではなく熱によって
ワッペンの裏の糊がジェル状になり、
それが圧力で生地に押し込まれていくのです。
point
途中でアイロンをあげないこと!
勇気をだして20~30秒、しっかり体重をかけます。
 
STEP5
裏からもプレス
十分に接着させるために、
裏からもアイロンをあてます。
同じように20~30秒、ぎゅうっとプレス。
 
STEP6
冷めたら完成!
プレスのあとは、
熱がとれるまで動かさないようにしてください。
冷めて糊が固まることで、しっかりと接着します。
point
接着が十分でないと、
洗濯のときにワッペンがはがれることがあります。
その場合は、再度アイロンでプレスしてください。
まだ糊は残っているので、
2、3回でしたら「貼り直し」ができます。
 
もっとしっかりつけたい人は‥‥
洗濯を重ねていくと、
どうしてもワッペンは取れやすくなります。
よりしっかりとつけたい方は、
手縫いで縫い付けることをおすすめいたします。
 
 動画でもご説明 

最後に‥‥  どこに貼ったらいいのかわからない〜! という人のために

「失敗したらどうしよう‥‥」
「どこに貼ったらいいのかわからない〜!」
ちょっとためらうその気持ち、わかります。
せっかくのかわいいワッペンだから、
失敗しないでかわいく貼りたいですよね。

そこで、今回の撮影でスタイリングを手がけてくださった
岡尾美代子さんに
貼るときのコツをうかがいました。
参考にして、挑戦してみてくださいね。

「たとえば、生地の模様にとけこませるように
 ワッペンを貼ると、たのしいですよね。
 『シカの親子』は、ひつじの横にシカを並べたら
 いっしょに仲良くしているようになりました。
 あとは、そう、
 ポケットからのぞいている、というつけかたは
 わりと失敗なくかわいくなると思います。
 『ゆきうさぎ』のつけかたが、そうですよね。
 たいせつなお洋服につけるのは、
 やっぱり勇気がいるものです。
 いつも気軽に使っているカバンとかエプロンとか、
 そういうものに貼ってみましょう。
 グンと愛着が増しますよ。
 そして最後に、もうひとつの使い方‥‥
 貼らずに飾っておくだけでかわいいんです(笑)」

                 ────岡尾美代子


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