キャンプ場でうれしい機能を、
盛りだくさんに詰め込みながら、
普段からも履きたくなるきれいなシルエット。
yozoraの自信作が完成しました。
胸を張って「yozoraパンツ」と名づけます。

企画の出発点は、キャンプ場で過ごすとき、
イスに座って過ごす時間がけっこう長いということ。
座ったまま、スマホを出し入れするときに
ストレスを感じないポケットをつけられないか。
低いイスに座っているときもスマホがじゃまにならず、
写真が撮りたくなったらさっとすぐに出せるような。

何度も検証し、みつけた場所は「両脚の真横」でした。
前でも後ろでもなくサイドにポケットをつけるために、
パンツの構造そのものをパターンから再構築。
右利き、左利き、どちらの方でも出し入れしやすいように、
両サイドに縦長のポケットをつけました。
ポケットの口はペインターパンツの
ツールポケットからヒントを得て斜めにあしらうことで、
スマホがすべり落ちないようにひと工夫。

両サイドのポケットは正面から見たときに
ボリュームを感じさせない絶妙な高さにつけました。
また、サイドポケットをつけるために、
通常は真横にくる縫い目をやや前側に寄せた結果、
脚がスッキリ長く見える、
きれいなシルエットに仕上がりました。

さらに、サイド以外のポケットにも
キャンプのときに便利なようにさまざまな工夫が。

後ろポケットの右側はファスナー付きで、
貴重品など大事なものを入れられます。
ファスナーは通常とは裏表を逆につけることで、
外側をフラットにし、摩耗しにくい仕上がりに。
スライダーは平織りのテープ付きで、
グローブをしたままでも開け閉めしやすくしました。
一方、左側の後ろポケットはファスナーをつけず、
ハンカチやバンダナなどを出し入れしやすいように。

前側のポケットは深め。
右側のポケットの上にはキーループをつけました。
鍵をキーループにそのままかけてもいいし、
カラビナを使って長さをもたせれば、
ループにかけつつ前側のポケットに
収めることもできます。

ウエストはゴム仕様で、
サイズはウェービングベルトで調整できます。
スポーティな雰囲気をおさえるため、
コットン素材のシンプルなベルトを選んでいます。

生地はコットンライクな風合いのエコ素材。
ストレッチがきいているので、
テントサイトの設営、撤収をするときはもちろん、
キャンプ場を散策するときにも気持ちよく動けます。
夏を意識してつくったパンツですから、
生地には吸水速乾や紫外線カットの機能もついています。
どんどん洗濯できてお手入れしやすく、
シワになりにくく毛玉ができにくいのもうれしいポイント。

また、アウトドア用のパンツですが、
ほどよい光沢のあるリサイクルポリエステルを選ぶことで、
カジュアル過ぎず、普段、街でも着やすい風合いに。
腰まわりはゆったりと、裾に向かって細くなるシルエットなので、
自転車での移動などにも重宝するはずです。