われら、スジナシ応援団!笑福亭鶴瓶の即興ドラマに酔え。

第5回 『スジナシ』強者列伝。
けっきょく、出てくれる人の数だけ
『スジナシ』ができるわけですよね。

できるんですよ。重ならないんですよ。

蛭子さんのほかに、
パッと思いつくユニークな回はありますか。

えーと、なんでしょうね。
ひどい、ずるい、ということでいうとあれやね。
シティーボーイズの斉木(しげる)さん。
斉木さんいう人は‥‥ひどいね。
「カラオケボックスにふたりでいる」
というだけの設定なんですけど、
あの人、なぜか
バスの運転手のかっこうしてきてるんですよ。

あはははははは。

で、進めていくとね、
「観光バスを途中で降りて
 ぼくとふたりでカラオケやってる」
っていうことになってるんですよ。
そんなんありえへん! おっかしいおかしい。

なにがそうさせちゃうんだろうねー(笑)。

それから、同じシティーボーイズの
きたろうさんね。
状況としては、ボクときたろうさんが座ってて、
机の上に何千万という現金が置いてある。
そこからスタートなんです。
で、きたろうさん。
スタジオに入ってきたら‥‥
なぜか眉毛にナスビつけてる。

あっはははははははは!
はじめから?

はじめから。
そんなばかな。

出落ち(笑)。

出落ちや(笑)!
眉毛がナスビやで!
で、自分は八百屋や、と。
そんなんおかしいでしょ。

(笑)。それは、でも、
鶴瓶さんとしては受けるしかないから、
つまり「出落ちやんか!」って
言っちゃいけないんだよね。

言ったらいけない。
だから、どうやったんかな?
「八百屋の宣伝をまかされてる人」
みたいなことにしたんですよ、たしか。

眉毛がナスビの人の宣伝を(笑)。
それはもう、困らせようとして
やってるんですもんね。

ひどい人やわー。
ひどいといえば、あの人ね。
あのー、あき竹城さん。

はいはいはい。


「校長室でふたり」という設定なんですけどね。
いざはじまってみたら、
「BAR校長」やで。
あっははははは!

おれ学校の話しようと思ってんのに
「BAR校長」。
校長かと思ったら、あき竹城さん、
「いらっしゃいませ〜♪」

それもある種の出落ちだよね。

ひどい人が多い。
あと、黒沢年男さんね。
「風呂場でふたり」っていう設定。

黒沢さんはどうしたんですか?

いきなりですよ。
「‥‥鶴瓶ちゃん」言いだして。(笑)

(笑)

「‥‥鶴瓶ちゃん、こないださぁ、
 伊達公子とさぁ、テニスしてさぁ」
言いだして(笑)。

ふつうの話(笑)!
トーク番組だ。

ふつうの話なっとんねん。

すごいね。

ほんま、ひどい人が多い。

(続きます!)
2006-02-20-MON