シェフ 紙で目玉焼きをつくる。
(けっこう苦労編)

目玉焼き、とテーマが決まったところで
紙でモックをつくってみるようにとの
指示をいただきました。
そのときぼくが思い描いていたかたちは
この赤い帽子。



この、つばの角度をなだらかにしたら
いいんじゃないかなあと。
このままかぶると、深すぎちゃうので。



ということで、この赤い帽子を参考に
紙での帽子作りに入ります。
まずはあたままわりのサイズ計測‥‥なのですが、
「この子たちは、どうも自分で測ると
 まつがえる」ということに気づいたスソ先生に
測ってもらいました。
ぼくは「うしろあたま」が張っているので
見た目よりもあたまがでかくって、
帽子のサイズさがしに苦労するのですが
おなじくあたまがでかいと評判の山下よりは、
ちっちゃかったです。
ほっ。



そしてまずは、よくわからないなりに、
コピー用紙をチョキチョキいたしまして、
かたちをつくっていきます。
ごらんのように、
最初は、帽子なんてもんじゃ、なかったんですけど‥‥



四苦八苦しているうちに‥‥



なんとかかたちになってきました!
ひとまず「白身」の部分、これで原型ができたんじゃない?



かぶってみましょう。



ひとにもかぶせてみましょう。



うむ、なかなか。
妙な画像ですが、
いたって、本人たちは真剣です。

さて、ここまでで
スソ先生のアトリエでの作業はおしまい。
各自の宿題となりました。

ぼくの課題は、
●黄身のぶぶんをつくること
です。
黄身。
やはり、この図のように、
ぷっくりとさせたいものです。



この「ぷっくり」はいったいどうしたらできるんだろう?
考えました。
考えましたよ!

円の、外がわにいくにしたがって
より多く「ちぢめる」ことができれば、
「ぷっくり」とするわけです。

で、考えたのがこれ。
三段階切りこみ方式です。



長めの切りこみ、
中くらいの切りこみ、
ちいさい切りこみを組み合わせて、
外周にいくほど「ちぢみ」が大きくなるように。

結果。けっこううまくできました。



しかし、もうひとつ思いついた。
それは「ひまわり方式」です。
エッフェル塔型に切りこみを入れていけば、
外周のほうが「ちぢみ」が大きくなりますよね。



うむ、こっちのほうがラクです。
こっちにしようと決めました。

で、さらに思ったのが
白身が「焼けて、ふにゃふにゃしている感じ」も
出したいなあということ。
こちらはそんなに難しくないです。
エッジに切りこみを入れて、
拡げたり、縮めたりすれば
全体的に「ふにゃふにゃ」になるはず。



そうしてできあがったのがこちら!



どうです、けっこう目玉焼きっぽいでしょう。
かぶってみます。



ありゃ、顔がかくれちゃったよ!
でもまあ、いっか。
かわいいし。


スソ先生のアドバイス
目玉焼きっぽくなりましたね!
でもこれは、型紙にけっこう苦労するかも。
かなりフクザツですからね〜。
がんばりましょう。

とじる