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さて、帽子教室。 結局帽子は二つ作ることになり、 前回を終了いたしました。 おお。つくるぞ。 燃えてきた。 もちろん作るのだ。 そこに、またまたあの人物がやってくる。 あの人物は、帽子教室皆勤賞である。 そして、6人があせったりあわてたりを おかしをたべつつ、眺めるのである。 このときのおかしは、 スソ先生が買ってきてくれた おせんべい。 「なに? これが、リアルな切腹のほう? なるほどね〜。」 へい。 肉色と内臓色の布を買ってきました。 さて、そんな話をしながら、 ワタクシは何をしていたかと申しますとですね。 型紙をおいて、一回本番用の布地を切ってみて、 くみあわせてみたら、 どうも、内臓部分が長い! オッケーと思っていたのに、長い! ワオ。 あわてて、型紙を修正し、 あわてて、布を切っていました。 もう、おおあわてです。 心は「やべっ!」と叫んでいました。 どうにかこうにか、 スソ先生のチェックに間に合わせて この複雑怪奇な形になっている 布地を見ていただいたのです。 「おお、いいじゃないですか。 裏地もいいですね。 まずは、このタックになる部分を 縫うんです。」 「で、そのあと各パーツを くみあわせていってくださいね。」 は〜い。 じゃあ、もうミシンで縫っていいですか?? 「あ、もぎさん、ちょっとまって。 この、内臓部分になるやつ、 逆じゃないかしら? 型紙をどうおきましたか?」 いや、こうして。 こうやって。 「あ、それ表と裏、逆ですよ!」 きゃあああああああ〜〜! こ、この期に及んで逆? 逆? 「んん? ちょっと待ってください。 あ、もしかして、裏地も逆になってますね。 だとしたら、内臓の左右がちょうど逆転するハズです。 それでも大丈夫??」 大丈夫です、大丈夫です。 左の腹から内臓がはみ出そうが、 右の腹から内臓がはみだそうが、 ぜんぜん、まったく! 問題ありません! 「じゃあ、もう片方の、 リアルな切腹のほうは、 当初の予定どおりにしましょうよ。 で、内臓が鏡になってるという具合に。」 はい。そうします! そうします! そうします! ふうううううう〜〜〜〜。 助かった‥‥‥。 しかし、この期に及んで、 このミスは如何なものかと! えい、でも解決解決。 ミシンミシンミシン。
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