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次の教室までにワタクシが しなければならないことは、 型紙通りに切った裏地と表地を ミシンで縫い合わせておくことなのである。 ミシン。 まあ、使ったことがあるし、 洋服だって縫ったし、 パジャマだって作ったことはある。 自分のミシンだって持っているのである。 だがしかし。 思い出してみるに、前回ミシンを使ったのは いつだったか。 すくなくとも、「ほぼ日」で はたらくようになってから ミシンを使った記憶は無いので、 約10年は使っておらん。 母が嫁入り道具に、と買ってくれたミシンだが、 約10年も使わずじまいの、嫁に行けずじまい。 母上様、お許しください。 って、それはさておき、 10年ぶりのミシンの 試し縫いをしてみて、 この糸くずの山である。 そうだった! ミシンというものは結構面倒が多い 融通の利かないブツであったことを 思い出し始めた! 糸のかけかたがちょっとでも違ってると、 じぇんじぇんうまくいかないんだった。 自分のカンだけでどうにかなる世界じゃなかったんだった。 とりあえず説明書読むか‥‥。 で、どうにかこうにか、 2枚の布地が縫い合わせられるようになったところで、 先生に教えてもらったとおりに、 切腹の「内臓」部分から縫い始める。 うん。結構うまくいくじゃない?? だがしかし、「腹」と「内臓」を合体するところで、 訳がわからなくなってしまった! なんといっても、ワタクシの型紙は、 ひとつ、不思議なヘビのようなヤツがある。 これが、どういう風に他のパーツに縫い合わされるのか、 すっかり忘れてしまった。 スレキの帽子と首っ引きで、 待ち針を打って布地を合わせてみてもよくわからない。 いくらやっても埒があかない。 こういうときは、どうするんだったかな? む〜〜〜〜〜〜〜〜〜。 先生の言ってたことはなんだったかな? 思い出すことしばし。 「仮縫い」! 仮縫いですよ。みなさん。 待ち針うって適当に縫えたのは過去の話さ。 10年以上のブランクにもってきて、 複雑怪奇な型紙に太刀打ちするためには、 「仮縫い」! 時間の配分が狂った。 待ち針でちょちょいのちょいと縫う予定だったので、 こりゃ、だいぶたいへんだぞ! 間に合うのか? 自分。 次の教室に間に合うのか??
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