「ほぼ日刊イトイ新聞」がうまれる13年前、
1985年にインタビュー誌「SWITCH」は
誕生しました。
発行は株式会社スイッチ・パブリッシング、
編集長は新井敏記さん。
以後、「Coyote」「MONKEY」を創刊、
3つの雑誌を定期的に刊行しつづけます。
(「MONKEY」の編集長は柴田元幸さん。
「Coyote」はいちど休刊したのち、
約2年後に復刊をなしとげます)
村上春樹さんや小泉今日子さん、荒木経惟さんなど、
魅力的な著者の単行本も数多く発刊しています。
出版不況と言われてずいぶん経ちますが、
「SWITCH」は独自の編集姿勢をつらぬき、
ゆるがない活動を続けている印象があります。
なぜ、こんなにもビビッドな活動を
続けることができるのでしょうか?
いっぽう「ほぼ日刊イトイ新聞」は
糸井重里を主宰としたWEBメディアで、
1998年の創刊以来、毎日更新をしています。
「ほぼ日」もまた、
独自の制作姿勢をもつと言われます。
ふたつのメディアに共通するのは、
「まるであそんでいるように見える」
「やりたいことをやっている」
ということかもしれません。
新井敏記さんと糸井重里は、どうして
自分でメディアつくることにしたのでしょうか。
そして、ふたりはいまに至るまで、
何を大切にしてきたのでしょうか。
新井敏記編集長と糸井重里の対談を入口に、
今年いっぱい、
「SWITCH」と「ほぼ日」は
さまざまにあそんでいきたいと思っています。
(2016年9月 ほぼ日編集部記)
2016-09-09-FRI
© HOBO NIKKAN ITOI SHINBUN