ポジション・トークに 気をつけて。 武田徹さんに、 「報道」への考えを訊きました。 |
こんにちは! 前回のこのページ、 たくさんの方に読んでいただいたようですね。 昨日は、 「アメリカがバグダッド中心部を占拠」 というニュースが溢れましたが、 もしかしたら、ここからあとにイラク方面から流れる ニュース報道に、気をつけたほうがいいのかもしれません。 何がほんとうなのか? どういう価値基準がそこにあるのか? そんなことを、気にしている人にとって、 すこし、参考になる連載になると思いますよ。 今回も、前回にひきつづき、 プロローグ的な内容を、おとどけします。 ・・・さて、あなたは、 「ディーバー・システム」という言葉を、ごぞんじですか?
「ディーバー・システム」とは、 カンタンに言うと、そういうことになります。 あれもこれも、いっぺんに、 魅力的な情報がたくさんやって来た時、人は、 「それ以外にも、だいじな情報があるのかも?」 とは、あまり考えられないようでして。 人間のそんな習性を利用した、この情報操作の一戦術は、 大統領選や戦争報道で、よく利用されてきたというのが、 武田さんの近著『戦争報道』で、詳しく語られています。 武田さんが書いていた この「ディーバー・システム」の話に影響を受け、 このたび新連載のこのコーナーは、 「すこしずつ」の量で、 ジワジワと連載をしたいと思います。 それは、一回に、情報をあふれさせすぎて、 どこに焦点をおいたらいいのかわからないという状態を すこしでも、生まないようにするため、なんです。 あすの次回は、武田さんの発言が実際に登場します・・・。
を、おとどけする予定です。おたのしみに! (つづく) |
2003-04-08-TUE
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