第18回 伸坊、ハラマキの絵を描く。
糸井 そうそう。
伸坊に、うちのハラマキの絵を頼んだでしょ。
うん。こないだ仕上げて、渡しました。
糸井 見た、見た。カエルの絵。
そうそう。
糸井 あれは、いいよ。すごく、いい。
あ、うれしいな。
糸井 いいよね。あんなの、見たことないよ。
最高だと思った。あんな絵、ないよ。
うん、なんかね、
のんびりした感じにしようかと思って。
糸井 のんきだね!
のんきですよ、あれは。
だって、カエルがペットを連れてて、
それがカタツムリなんだからね。
糸井 わはははははは。
一同 (笑)
ものすごくのんびりしてますよ。
ペットのカタツムリ、と散歩。
糸井 遅いよね。
遅いよ。メチャクチャ遅いよ。
一同 (笑)
糸井 いいなぁ(笑)。
ふつうね、カエルといえば柳でしょ。
つまり、努力ということでね。
ところが、こういうことを、
若い人は知らないからね。
花札にもなっている小野道風のことを、
いまの若い人は知らないんだ。
糸井 おまけに、豆大福の区別もつかない。
そう。
そんな人たちの顔の区別なんてつかないでしょ。
一同 (笑)
(つづく。どこまでも)

2008-05-20-TUE


(C)HOBO NIKKAN ITOI SHINBUN