『黄昏』プレゼンツ‥‥  旅の荷物に詰め込む本。  年末年始の帰省のときなどに。
深夜特急3
インド・ネパール
沢木耕太郎
新潮社
Amazonで購入
ひとりでアフリカを
バックパックするのが好きです。
でも、弱虫の私は旅の途中で
不安になることがしばしば。
そんな時に、勇気をくれるのが沢木耕太郎さんの
「深夜特急3 インド・ネパール」。
どんなに荷物が多くなっても、
この本だけは必携です。
安宿の汚いベッドの上でこの本を開きながら
「沢木さんは、もっと過酷なところにいるんだ」
と自分を励ましたり、
物乞いや貧富の差に悩む姿に共感し涙したり。
日本で読むよりも、ずっとリアルに感じられるので
バックパックする時にはおすすめの一冊です。
(ひこぶた)
文車日記―私の古典散歩
田辺聖子
新潮社
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旅に持っていく本といえば、
田辺聖子「文車日記」(新潮文庫)。
本当に何度読んでも飽きない不思議な本です。
3年間のイギリス留学の際にも持参しました。
短いエッセイがたくさん集められた本ですが、
どこから読んでもどれを読んでも、あっという間に
その古典の物語の世界に引き込まれます。
また、読み心地の良い日本語があふれかえっていて、
文章の響きがどれもこれも素晴らしく、
なんともいえない気持ち良さ。
本を読む悦びが凝縮された1冊です!
どんなに長い待ち時間も、癒されます。
(ふくちみ)
第一阿房列車
内田百閒
新潮社
Amazonで購入
私が旅に出るとき
いつもカバンに入れているのは
内田百閒の「阿房列車」です。
内容のおもしろさはもちろん、
いろいろな場所に出かけているので、
旅の行き先に合わせて巻が選べます。
一人旅でも百けん先生と
お供のヒマラヤ山系さんと
一緒に旅をしているようでお勧めです。
(吉実)
2009-12-10-THU

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