『黄昏』プレゼンツ‥‥  旅の荷物に詰め込む本。  年末年始の帰省のときなどに。
蝉しぐれ
藤沢周平
文藝春秋
Amazonで購入
私が旅の荷物に詰め込む本は
「蝉しぐれ」、藤沢周平です。
海が大好きな私の旅行先は、
ほとんどがビーチリゾート。
水着やシュノーケルと一緒にかばんに詰め込む本は、
意外にもコテコテの時代小説です。
一見不釣り合いなようですが、
プルメリアの香り漂う南の島で読む藤沢作品は
なんとも心地よいもの。
コタツで暖まりながらアイスクリームを食べる‥‥
あの感覚に似ているかもしれません。
(くぱおあ)
綾とりで天の川
丸谷才一
文藝春秋
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私の「旅の荷物に詰め込む本」、
それは丸谷才一さんのエッセーです。
(どれか1冊なら、
 比較的新しい「綾とりで天の川」で)
どれも「へぇ~」と思わせる
丸谷さんならではの視点でいっぱいです。
知らないこと、難しいことも多いので、
すぐに読み終わりません。
けど、エッセーだから、いつでも止められるし、
独特の世界観がある物語とかじゃないので
旅の邪魔をしません。
どうです、旅にぴったりだと思うのですが‥‥。
(ほじゃ)
幻影の書
ポール・オースター
新潮社
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ポール・オースターの「幻影の書」。
だれかと旅をすると
人となりがよく分かります。
旅をして人は己を見つめます。
旅は誰でもない人になること、
ゼロになる=生まれ変わることです。
旅とはすなわち、人生です。
(岡田)
2009-12-13-SUN

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