『黄昏』プレゼンツ‥‥  旅の荷物に詰め込む本。  年末年始の帰省のときなどに。
見仏記
いというせいこう みうらじゅん
角川文庫
Amazonで購入
私が、少し長い旅した時に持っていった本は、
文庫版の「見仏記」です。
 餞別代りだったのか、もともと寺好きの私に、
今もつかず離れずの友人が面白がって渡してくれました。 
ヨーロッパ一人旅‥‥。
バスを待つバス停に座り込んで、
肩で笑いながら読んでいると、現地のおじさんに、
「なにか面白いことが書いてあるのかい?」
って聞かれたのをふっと思い出しました。
この本がきっかけで、洋風にあこがれていた私の
ディスカバージャパンが始まりました。
そして、今の私の見仏には
本から多大な影響を受けているようです。 
(tortue)
樹の花にて
菊地信義
白水社
Amazonで購入
菊地信義さんの「樹の花にて」を。
短いエッセイ集なのですが
街角やふとしたシーンの切り取り方が
本当にきれいで静かで、端正。
装幀家(本のデザインをする人)の
菊地さんが好きで買った本なのですが
読んでいるうちに
読み終わるのが惜しくなってしまって
ゆっくりゆっくり読んだ本です。
きっとこの本を読みながら旅をしたら
旅の風景の見え方も変わるかと。
(よっぱら)
あしながおじさん
J・ウェブスター
新潮社
Amazonで購入

私が持っていくのは、
ウェブスターの「あしながおじさん」。
手紙あるいは日記形式なので、
どこからでも読めるうえに、話が軽くて明るい。
しかも、ストーリーを最後まで読むと
誰が「あしながおじさん」なのか、
という謎ときまである。
ところどころにある味のある絵を楽しむこともできる。
この続編に「続・あしながおじさん」もあるのですが
それも持っていきたい本です。
こっちも絵が面白く、あしながおじさんと結婚した
ジュディー宛に友達のサリーが
孤児院の院長になっての奮闘記を
手紙として出すという形式の話です。
こちらも一応謎が最後に明かされることになっています。
どちらも手紙形式なので、
誰かに手紙を書きたくなる本で、
旅先なんかだと手紙を書いてしまうと思います。
(ひっつ )

2009-12-15-TUE

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