『黄昏』プレゼンツ‥‥  旅の荷物に詰め込む本。  年末年始の帰省のときなどに。
小説以外
恩田陸
新潮社
Amazonで購入
私が旅に持っていく本は、
恩田陸さんの「小説以外」です。
わたしにとっては、
・どこから読み始めてもいいこと
・どこでも読むのをやめられること
・怖くないこと
(ホテルの部屋で怖くなるのがイヤなのです)
・何度も読み返して楽しめること
が条件として重要です。
そうすると、短編か、エッセイが中心になるのですが、
この本は、その条件を満たすうえに、
旅行から帰ったらどんな本を読もうか、
あれこれ考えるのもけっこう楽しいです。
(もとこ)
コンチキ号漂流記
トール・ハイエルダール
偕成社
Amazonで購入
かばんに詰め込んで
よく新幹線の中で読みました。
子ども向けなのでスイスイ読めます。
旅のお供にはこういう頭が疲れない本がいい。
手作りのいかだで、
ペルーからポリネシアまで太平洋を渡る。
すごいスケールです。
男たちの冒険心にワクワクしながら
気がつくとすっかり身も心も旅人になっています。
(まさみ)
鉄鼠の檻
京極夏彦
講談社
Amazonで購入
「いつかコレがやってみたい!」という意味で、
どうしても推したい本があります。
京極夏彦さんの、『鉄鼠の檻』。
ただし! 冬の温泉宿連泊旅行限定で。
重いし長いので、持ち歩きには、
どう考えても適しませんが、
山間の静かな雪の温泉宿、
露天風呂へ浸かりに行く以外は部屋に籠もり‥‥
というシチュエーションで読むには
ベストマッチな一冊だと思います。
あの長い京極作品を、冒頭から事件、
そしてラストシーンまでいっき読み‥‥!
わくわく。 
残念ながら、自分ではまだ実行できないのですが。
予算と時間に余裕のある方!!
是非どうぞ! 絶対に退屈はしないと思います。
(tomoaki)
2009-12-17-THU

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