『黄昏』プレゼンツ‥‥  旅の荷物に詰め込む本。  年末年始の帰省のときなどに。
アムリタ
吉本ばなな
新潮社
Amazonで購入
私の旅のお供はいつも
『アムリタ』(上)(下)です。
本の中で海外や国内に旅をしているし、
旅行に行って帰ってくる自分と、
本の最初から終わりに向かって変化していく
主人公の朔美さんが重なるのだと思います。
(カオリ)
君たちはどう生きるか
吉野源三郎
岩波書店
Amazonで購入
帰省するときや、
ちょっと長めの旅行に行く時は、
吉野源三郎著
『君たちはどう生きるか』を持っていきます。
タイトルからしてとっつきにくい上に、
昭和初期の作品なので、
話し言葉などにも違和感があるのですが、
読むたびに、思春期の頃どんなことを感じて、
どんなことを思っていたかを
恥ずかしくなるくらいなまなましく思い出して、
ちょっと若返った気がします。
移動の途中や、眠る前のちょっとした時間に
ぱらぱらめくっていると、
何でもないことがキラキラ輝いて見えてくるので、
旅のスパイスとして必携です。
(北の庄)
COFFEE SHOP
長塚圭史対談集
長塚圭史
キネマ旬報社
Amazonで購入
演出家・俳優など多彩な活躍をされている
長塚圭史さんが、コーヒーショップにゲストを招いて
対談をするという設定になっていて、装丁も素敵です。
そして、何よりトークゲストの錚々たる顔ぶれ。
のっけから田口トモロヲさん! 
そして、大杉漣さん、香川照之さん、
大森南朋さんなど、舞台・邦画好きにはたまりません。
同業者の対談なので、雑誌やテレビでは聞けない、
役者としてのこだわりや演技の裏側など、
深みのあるトークが満載です。
圭史さんのユニークな演出や作品のレビュー、
インタビュー後のゲストからのメッセージなど、
本のすみずみにお楽しみがちりばめられているので、
移動中にちょこちょこ読むには最適です。
何より! いいオトコを連れて旅をしているという
妄想にひたれること。
何度読んでも飽きない対談集です。
(MIKA)
2009-12-20-SUN

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