『黄昏』プレゼンツ‥‥  旅の荷物に詰め込む本。  年末年始の帰省のときなどに。
荒野へ
ジョン・クラカワー
集英社
Amazonで購入
お勧め本は、ジョン・クラカワーの
ノンフィクション「荒野へ」です。
本の中の青年は、アラスカに大冒険をしていますが、
小さい頃に探検ごっこをしたひとも、
物心ついて旅に目覚めたひとも、
旅に憧れているひとも、
きっと共感できるところがあると思います。
一人の青年の軌跡が、心に波紋を広げます。
読み終えると、人との出会いを大切にしたくなります。
「DVDでドミノ!」でも紹介されている、
「into the wild」の原作です。
映画もいいですが、本もまた染み入ります。
(てく)
ひかりのあめふるしま
屋久島
田口ランディ
幻冬舎
Amazonで購入
私の一冊は、田口ランディさんの
「ひかりのあめふるしま屋久島」です。
ランディさん自身の屋久島での、
人との出会いや、都会では気付かなかった
森や川や生き物の素朴な発見が書かれています。
私のこれからの旅にも、
こんな素敵な出会いがあるかも!
と、わくわくしながら旅にでられます。
(しろくま)
新訂 新訓万葉集
佐佐木信綱(編集)
岩波書店
Amazonで購入
私は、旅行に行く時は
いつも岩波文庫の『万葉集』を忍ばせます。
上下あるので片方だけにしたり、
余裕があったら二冊にしたり。
キラキラした自然と、
直接的な感情がこれでもかと現われます。
読み方も自由で、
一首の歌を色んな所で区切って意味を考えたり、
まとめて駆け抜けて
この辺りには似たような言葉が多い! と発見したり。
意外にいいのが、地名がよく登場すること。
偶然、今から行く所の地名を見つける‥‥
なんてこともあるかもしれません。
注がほとんど無いストイックな作りもいいんです。
わけのわからない言葉の意味を想像したり、
勝手に解釈したりして、
いつまでも遊ぶことができます。
(発子)
2009-12-23-WED

最新のページへ