『黄昏』プレゼンツ‥‥  旅の荷物に詰め込む本。  年末年始の帰省のときなどに。
旅行者の朝食
米原万里
文藝春秋
Amazonで購入
旅に出るとき自分がよく持っていくのは
米原万里「旅行者の朝食」です。
ロシア語通訳の筆者の、食べ物、
食べることにまつわるエッセイ集です。
雑学的好奇心をそそられる話から、
食べるという行為の根源にかかわる凄みのある話まで
バラエティに溢れたエッセイが詰まっています。
米原さんの、身体感覚を伝える描写力は卓抜で、
エッセイの出来事を一緒に体験しているかのように
感じられるから不思議です。
この本を読むと、
食べることの喜びも罪悪感もひっくるめて
食べて生きることって
健康でありがたいなあと思うのです。
その感じは、なんだか背筋が
しゃっきりするような感覚です。
「いつもとは違う場所でいつもとは違う時間を生きる」
旅する高揚感に、なぜかその感覚がリンクするのです。
(たま)
旅はゲストルーム
浦 一也
光文社
Amazonで購入
旅先のホテルを
贅沢に選べるような身ではないけれど、
列車の中でパラパラと詳細な平面図を眺めたり、
一人旅の夜をこの本を読みながら
宿の部屋で過ごしたりしていると、
これから向かう見知らぬ街への期待が高まってきて、
旅に出ているのに、
また次の旅の計画を立てたくなってしまう。
(みちほ)
ぼのぼの 14巻
いがらしみきお
竹書房
Amazonで購入
いがらしみきおさんの
「ぼのぼの14巻」、オススメです!
この本の最後に、
ぼのぼのとお父さんが旅をする話が載っていて
いつも旅先から家に帰る電車の中で読みたくなります。
是非読んで頂きたいので、詳細は言いませんが
旅の終わりの寂しい気分がちょっと薄くなりますよ!
旅に出る理由は、現地で楽しむだけではないようです。
(おだんご)
2009-12-29-TUE

最新のページへ