『黄昏』プレゼンツ‥‥  旅の荷物に詰め込む本。  年末年始の帰省のときなどに。
A PEANUTS BOOK
featuring SNOOPY 1 
チャールズ M.シュルツ
角川書店
Amazonで購入
旅のお供を探そうってんなら、
僕ならばこの本がその第一候補。
面白くて、面白すぎない。
4コマだから本をパッと開いてどこからでも読める。
セリフが英語だから(谷川俊太郎氏の名訳つき)、
暇つぶしに勉強しようと思えばそれもできるし、
ただ単純に読んで楽しむことも、もちろん可。
全体に、愛情とシニカルさのないまぜになった、
不思議な空気感が漂っていて、
寂しいような、懐かしいような。
そういや「旅情」ってそんな感じですよね。
(じいちゃんの本棚から)
ぶらんこ乗り
いしいしんじ
新潮社
Amazonで購入
初めて読んだ時には
世界がひっくり返るほど驚いて
夜が白々明けるまで読みふけりました。
読み終わっても自分がどう感じたか整理がつかず
今でも繰り返し読む本です。
ぶらんこは揺れて、
あっちへ行ってはこっちへ帰ってきます。
ひとり旅に出ることが多いので
出かけること、帰ること、
ひとりのこと、家族のこと、など
ぼんやり思いながら開いています。
(あや乃)
いわずにおれない
まど・みちお
集英社
Amazonで購入
私のお薦めは、
まど・みちおさんの「いわずにおれない」です。
まどさんは童謡の「ぞうさん」や
「やぎさん郵便」でおなじみですが、
この本では、そのあたたかい語り口調やお人柄、
周囲のものを穏やかに
見つめるまなざしに触れることができて、
いつもハッとさせられたり、
優しい気持ちになったり‥‥。
縮んでいた心が伸びやかになるような詩がいっぱいです。
途中に折り込まれる、まどさんの絵画もステキです。
旅の途中にぱっと開いて、
詩や絵を眺めるのがお気に入りです。
ちなみに、ほぼ日に何度も登場されている
谷川俊太郎さん
帯に推薦文をよせておられたと思います。
余談ですが、まどさんはこのたび
11月に100歳になられたそうで‥‥
いつまでも、お元気でいていただきたいものです。
(Ash)
2009-12-31-THU

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