『黄昏』プレゼンツ‥‥  旅の荷物に詰め込む本。  年末年始の帰省のときなどに。
フェルマーの最終定理 
サイモン・シン
新潮社
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この夏、フィンランドに旅行したときに
持って行きました。
学生時代、数学は苦手な科目だったのですが、
基礎的な数学知識のわかりやすい説明と、
数学者たちのドラマに引き込まれました。
難しいところは、やはり難しく‥‥
ちょっとまぶたが重くなったりもします。
知的興奮と眠気の両方を得られる
稀有な本だと思います。
(ささみ)
貧乏サヴァラン
森茉莉
筑摩書房
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ずっと続けて本を読んでいられないのに
続きが気になってしかたがない!
ってことのないように、
何度も読んでいるエッセイ集と
長い移動時間用に
未読の長編を持っていくことが多いです。
森茉莉さんのエッセイ集
「贅沢貧乏」か「貧乏サヴァラン」
「マリアの気粉れ書き」などの出番が多いです。
(みさと)

酒肴酒
吉田健一
光文社
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僕はお酒がまったく飲めないのですが、
吉田健一さん「酒肴酒」をおすすめします。
独特の文体のおかげで、一気に読めません。
ちびりちびりと、少しずつ楽しめるのが
旅のお供になる理由です。
夜からお酒を飲んで、知らずに朝が来て
そのまま飲み続けて、また夜が来る‥‥
読むだけで、素晴らしい酩酊を味わえそう。
一文読んで、うまそうな酒、料理の話に浸り、
ふっと顔を上げて我に返って、そしてまた本に戻る。
そんないつまでも終わらない、
幸福な読書が楽しめる本です。
(ヤトウ)
2010-01-02-SAT

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