さーと書き出して考える。
それを続けました
強瀬 早穂莉さん(ラジオ局に内定)
強瀬さんは、オフの日も
「ほぼ日手帳」を鞄に入れて
「さーと書き出して考える」を続けてきました。
就活と「ほぼ日手帳」を振り返ってもらいました。
「ほぼ日手帳」を鞄に入れて
「さーと書き出して考える」を続けてきました。
就活と「ほぼ日手帳」を振り返ってもらいました。
- − 就活は、どういうはじまり方でしたか?
- 就活がはじまる前は義務的で、
とにかくつらいイメージです。
どれくらい大変か分からない。
そもそも希望の業界に向いているのかな。
人生のなかでいちばん自分を振り返りました。
「どういう性格なのか」、
「なにがやりたくて、どうしたいのか」。
高校生のときに使っていた
「ほぼ日手帳」を読んでいくと、
くだらないことも多かったけれど、
音楽が好きという事実が見つかって、
自分の原動力が生まれました。
- − 就活中は、どのように使っていましたか?
- 高校3年生で、「ほぼ日手帳」を使いはじめて、
趣味の音楽や映画やランチのことを書いていました。
就活がはじまると、自分の振り返りや説明会や
面接で話すことや反省が中心になりました。
ぎゅうぎゅうになるまで書きました。
「さーと思っていることをすべて書き出して、
そこから考える」。そんな使い方をはじめました。
ページに日づけがあるので、振り返りやすくて、
「あのときはこう」考えていて、
「そのときはこう」と紐づけできるのがよかったです。
- − かなり使い込みましたね。
- 就活中はずっと持ち歩いていました。
突然の連絡が来たらスケジュールをメモしたり、
空き時間にエントリーシートの
アイデアを書いたりしていました。
エントリーシートは、テーマが必要なので、
そのアイデアが浮かんだら、
すぐに書き出していましたね。
- − どれくらいの会社を受けましたか?
- 音楽系に絞って、30社ほど受けました。
行きたい会社に手応えが感じられないときや、
周りがどんどん決まっていくときは、つらかったですね。
「ほぼ日手帳」を見返すと、
そのときの思い出が書かれています。
「本日お母さんに電話。つらくてめちゃ泣いた」
というページがありました。
- − 最終的には、ラジオ局に決まったのですね。
- そこは、私が音楽を好きになる原点となった
ラジオ局です。そして伺ったときに、
「社員の方たちが人として接してくれる感じ、
あたたかい感じがすごくいいな」と思いました。
4月半ばに提出したエントリーシートには、
その会社に対する思いを、
すべて書き出して作成しました。
面接のときも同じですね。
自分の本心を話せたのはすごく良かったです。
- − 就活中に、「ほぼ日手帳」はどんな活躍をしました?
- ページの下に言葉があって、
書いていると、ふと見えて視点が切り替わるというか、
自分の気持ちにぴたっとはまったりしていました。
「面接は、強くならなければならない。
自分の強いところを見せなければならない」。
そう思っていました。
でも、塩野米松さん(※)が弱みの大切さを
語っている言葉を見つけて、
そうではなく「自分の弱い部分を見せてもいい」と
安心しました。
- − 「ほぼ日手帳」はどんな存在でしたか?
- 就活中は持ち物が多くなるので、一冊にまとめました。
私の就活がここに詰まっています。
「ほぼ日手帳」は、就活のすべてです。
だから、後輩に相談を受けたときも、
説明しやすいですね。
業界情報をまとめたページや
説明会を整理したページを開いて、
「こんな感じだったよ」とアドバイスしています。
※<塩野米松さんが「インタビューとは何か。」の中で>
ぼくにとって、インタビューでいちばん大事なのは「弱み」
だと思っていて、それを、どこかで、見せてほしいのね。
誰だってみんな人間なんだからさ、
ぜんぶぜんぶ勇ましい話だとつまらなくなるよ。
「白鵬が転んだ」ってほうがおもしろいじゃないですか。