ほぼ日事件簿・こんなことでした |
第15回(7月13日の暮らし) 「darling、『いいとも』で女装だ!」 先週木曜日の「笑っていいとも!」を、 みなさんは、ご覧になりましたか? darlingが「ミスタービジョアル系」という 女装をするコーナーに出演していたんだよ〜っ。 ------------------------------------------- 今日の<いいとも>はすごい! イトイさんの女装はとっても良かったよ。 一枚目の写真すごおーいかわいい。 イトイさん、前から好きだったけど、 今日から前よりもっと好きになった。美しい。 私の趣味が変わったんだろうか? 明日の今日のダーリンで感想とか意気込みなんか 書いてくれるとうれしいんだけれどね。 女装、くせになると困る。 (suzuki) --------------------------------------------- あの〜、たった今「いいとも」見てるんですけど、 あの〜、何か糸井さんのすごい写真が出てるんですけど、 あの〜、なんていうかコメントできないんですけど、 でもメール送らないと気が済まなかったって言うか、 済みません、まとまらなくて・・・。 (れっどファル) -------------------------------------------- こんにちは ダーリンの銀行員全然分かりませんでした。 すごい!!! まさか、そんな趣味はないんですよね。 TVではあまりコメントしてませんでしたが、 女性になった感想をぜひ教えてください。 (haruko) 初めまして。 ダーリンの女装、綺麗でした。 では、また〜 (江村明美) -------------------------------------------- イトイさま。「笑っていいとも」観ました。 1枚目の写真のあまりの美しさに驚きでした。 これも、メイクさんとカメラさんの 技術のなせる技なのでしょうが、 イトイさんの目の輝きが、 なんだかいつもテレビで拝見している 素顔のそれとはちょっと違うような気がしたのは、 私だけでしょうか。 編集部の男性スタッフのみなさんも、 興味がわいてきたりしませんか? (イベカオリ) -------------------------------------------- びっくり、びっくり。 あの、かわいい女の子が、darlingだったなんて。 って言っても、いつものように、ほぼ日読みながら ちらっ、ちらっ、って見てただけなんで、 2枚目、3枚目は、遠目でしか見てないんですけど。 う〜、もっとちゃんと見ておけばよかった。 「え〜、darling、書いといてよぉ〜。」 なんて、タメ口で言ってました。 それにしても、darlingってわかって見ても、 わかんないくらい、かわいかったです。 (まりもかおり) --------------------------------------------- 学校で「ほぼ日」をチエックして帰宅 (今日は午前中で講義が終わるので)。 家で「いいとも」を見ていたら・・・、 ダーリンが銀行OLになっていた!!! ビックリ! 今日のほぼ日では何も言っていなかったじゃないですか (あっ、言ったらバレちゃいますね) 1枚目キレイでしたよ。 ヒントを聞かなきゃわからなかったです。 (さぬう) --------------------------------------------- 木曜日には、こんなメールをたくさんもらったよ〜。 ・・・ということで、今回は、写真中心で、 darlingの女装風景を一挙公開していきまーす。 「若い頃は嫌だったんだけど、 今ぐらいになると、逆にやってみたくなるよね。 これを逃すと、たぶん女装なんてしないじゃん?」 と呟きながらのdarling。 フジテレビに入ると、さっそく、 カメラマンやメイクさんと打ち合わせでした。 「今回は銀行の受付OLということで」 「いいですねえ!ぼく大好きです」 ・・・あの、受付嬢を「好き」なのと、 「なる」のとは、たぶん根本的に違っていて・・・。 カメラマンさんもメイクさんも、 打ち合わせ中、すごく乗ってるんだよねえ。 そんな体力気力十分な中で、 どんな髪型がいいのかを選んだのだ。 男子高の文化祭の劇での女装の雰囲気だったっ。 どんどん、変わっていったんだ。 メイクさんが発見したのは、 darlingは目と眉毛の間が狭いということです。 だから、男らしくなってしまうので、今回は 眉毛を2〜3センチも上に上げたんだよ〜(↓)。 それにしても、バスローブが、あやしいなあ。 あ、でも、そういうことに突っ込んでいると、 この日の俺、何百回突っ込んでも足りないのね。 だから、「・・・帽子が『きききりん』じゃねえか!」 とか、そういうことなどは、敢えて言うまい。 その後、めでたく、衣装着用へ。 darlingのコメントは? 「俺、ストッキングははじめてだわ」 「あああ、ブラジャーですか。ありがたいことです」 ・・・。うう、突っ込むまい、突っ込むまい・・・。 メイクさんがびっくりしたのは、 「足、きれーい!」ということでした。 つけ爪も、相当気になったみたい。 「この爪だと、タバコ吸うの不自由だなあ! 吸い方が、変わってくるよね。 ストッキングといい、女の人は大変だ〜」 「スカートは思ったより抵抗なかったです。 スーっとして、気持ちがいい。 スカート履くの、流行らないかな〜」 そんなことを言っているdarlingに、 横で女性スタッフたちが、 新入部員への先輩のように 絶えず励ましているのが、おもしろかった。 「わ〜、きれいですよ〜!」 「十分大丈夫ですね」 「足、びっくりした」 「かわいい〜!!」 だから、現場がどんどん盛り上がるっ。 こんな感じにまで来たよ。やる気っ! できあがった写真を、こうやってみんなで見る。 のどかなスタッフの雰囲気がいいんだよね〜。 女性スタッフ「きれいですよ〜、糸井さん」 糸井「ありがとね〜。 ・・・いや、でも俺ほんとは、わかる。 これで外を歩いてたら、ばけもんだよ〜。 ・・・だって俺、やだもん、こんな奴(笑)!」 写真できれいに写りさえすればいいから、 白を濃くするために、化粧が特に濃いのね。 「おもしろかった〜! つくづく、普通の女の子は かわいいんだなあと思いました。 ・・・あ、これ、まとめて写真集にしたら? 本にするなら、作りとしては、このままじゃなくて、 女の子がどれだけ変わるかを1コーナー入れて・・・」 他の人の女装写真を見ながら、 カメラマンとそんな相談までしているんだよ。 女装姿で真剣に本のコンセプトを語る人って。ねえ? まあ、女装しても、そんな感じでした。 いやあ、見る側も、相当楽しめましたぜいっ! darlingのコメントが、届きました。 「え〜、本人です。どうも申しわけありませんでした。 1年半前に断ったのに、なぜいまになって 引き受けたかということですけれど、 これは、ほぼ日に掲載できるな、という判断が 無意識に働いたのではないかと、 いまごろになって気づきました。 だって、メイクのプロセスとかを 木村くんにカメラで撮影させてたりね。 出かけるときから掲載するつもりで動いてましたから。 で、感想なんですけれど、 よく、自分に似た人を好きになるっていうでしょう? だとしたら、女装した自分の姿ってのは、 いちばん好きになるんじゃないかと、 けっこう楽しみにしていたんです。 しかし、ぜんぜん、そんなことはありませんでした。 それがわかっただけでも、いい経験でした。 メイクさんとカメラマンのおかげで、 なんだかカタチにはなってますけれど、 あれって、近所を歩いていたら通報されちゃうくらい 化け物ですよ。 要するに、写真にしたときにどう見えるかってことから、 逆算して化粧をしていくわけですから、 日常の女装とはぜんぜんちがうのよ。 なるほどなぁと、スタッフ的な気持になりました。 それはそうと、日曜に、 婦人公論の座談会で化粧についての話をしていたのですが、 そっちのほうが影響受けたね。 これからは、化粧してみようかなんてさ。 結論として、ぼくには女装趣味はないことが 判明いたしました。 いろいろと普通でない性癖に興味を持つのですが、 どうも、あらゆる可能性がなかったようです。 ただの普通のスケベおやじとして 一生終わるのかもしれません。 すこし、さみしいような気もしています」 |
2000-07-17-MON
戻る |