岸井明
「歌の新聞」に三木鶏郎がもっとも
参加してほしかったのが岸井明さんだった。
「岸井明は肥満体で、
もたもたした味が売り物の喜劇俳優であり、
愛称『あーちゃん』と呼ばれていたが、
私は彼を喜劇俳優としてよりも、
コミックソングの歌手として高く評価していた。
だから『南の風が消えちゃった』の
作詞作曲者としては、
その歌手は岸井明でなければならなかった」
(三木鶏郎著『三木鶏郎回想録』より)
岸井明さんは、「楽しい日曜日」
「涙はどんな色でしょか」などを歌った。
(竹松)