こんなタオルを探してたんだ!
赤ちゃんからお年寄りまで満足する、
「やさしいタオル」とは
「いいタオル」ってどんなタオル?
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ほぼにちわ、<やさしいタオル>チームの、
モギモギコです。
7月9日の販売開始
まで、ひと月ほどの時間、
<やさしいタオル>について、
お伝えさせていただくことになりました。
どうぞよろしくお願いいたします!
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「最良のふつう」と言えるような、
毎日使っていて飽きがこない、
機能的でキレイなタオル。
『赤ちゃんから、お年寄りまで』みんなに、
安心して気持ちよく使ってもらえるタオル。
そんなタオルをめざして、ほぼ日は、いま
<やさしいタオル>をつくっています。
昨日の更新で、
「3年もかかってしまいました」
ということをお伝えしましたが、
いま、実は、もうすでに、
<やさしいタオル>は
工場の織機(しょっき)で織り始められています。
私たちは完成品のサンプルを
待っているところなんですよ。
確実に「7月9日」の販売開始ができるように
万全の準備をしていますので
どうぞ、ご安心くださいね。
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3年前、いいタオルがほしい、と
漠然と思っていた私たちが
具体的に思い浮かべた「いいタオル」の
機能的な条件とは
このようなものでした。
●肌触りがよいこと。
●吸湿性がよいこと。
肌にやわらかく、やさしく、
体についた水をスッと吸いとってくれること。
そして、「いいタオルを使い続ける」という
暮らしを思い浮かべたときに、もうひとつ
大事な条件がありました。それは、
●使ってるうちに古びないこと。
毎日使って、どんどん洗うものだから、
すぐにごわごわと硬くなったり、
ぼろぼろになってしまわないこと。
使い込むほどに風合いが出てきて、
愛着がわいてくるようなものであること。
この3点が、「ほぼ日」が考えた
「いいタオル」の、最低基準でした。
でも、それだけでは「いいタオル」ではあるけれど
「最良のふつう」と言えるようなものに
なるでしょうか。
いいえ、それでは、まだ、何かが足りません。
「最良のふつう」を作るということは、
暮らしの中で、そのタオルを使うことが
いちばんラクで、いちばんステキだ、
と、思ってもらうものを作るということです。
「使う」の中には、「洗う」ことや
「乾かす」ことが、入ってきますよね。
そこで、前の3つの条件に、
2つの条件を付け加えました。
●洗いやすいこと。
●乾きやすいこと。
です。
大きすぎたり、厚すぎたりするタオルは、
洗濯機がすぐいっぱいになってしまいますし、
水を含んで重く、干すときの扱いがたいへんです。
ましてや、湿度の高い国に住む私たちにとって、
「厚いタオルをお日さまにあててぱりっと乾かす」
のは、意外とたいへんなことだったりします。
ほぼ日乗組員の私たちもそうなのですが、
日中、働いていると、
夜中に干すことも多くなります。
そういう状況のもとで、
「タオルに、ちょっといやな
ニオイがついてしまった」
という経験をお持ちの方は、
少なくないと思います。
毎日使うタオルは、
洗いたての清潔なものを使いたい。
それを実現するためには、
「洗いやすさ・乾きやすさ」というのは
重要な条件だと考えたのでした。
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●肌触りがよいこと。
●吸湿性がよいこと。
●使ってるうちに古びないこと。
●洗いやすいこと。
●乾きやすいこと。
これで、基本的な条件がそろいました。
これで、いい綿をさがして、
ふんわりしたパイルを織れば、
使いやすいタオルができそうです。
(パイル=タオル地の表面にある細かなループのこと)
でも。
ほぼ日は、さらに欲ばりに考えました。
ただ「いい」だけではなく、
肌の弱い人や、赤ちゃんにも安心して使える
“革命的に”“やさしい”タオル
ができないだろうか? と考えたのです。
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とても肌の弱い人や、赤ちゃんにとっては、
一見やわらかなタオルでも、
肌への刺激になってしまうということを聞きます。
とても「やさしさ」を必要としている人たち、
生まれたての赤ちゃんや、
お年寄りまでも満足するようなものを
出発点にしたら、ふつうの男性や女性にも
うれしいものになるにちがいない。
おとなの女性がベビーオイルを使うのと
おなじような発想だったと思うのです・・・。
水をよく吸い・乾かし、
肌にやさしい素材って、何だろう?
そこで思いついた素材が、
「ガーゼ」
でした。
そういえば、
生まれたての赤ちゃんが着るのは
ガーゼの産着です。
怪我をしたときに、傷口に当てるものは
ガーゼの包帯です。
ガーゼは、吸湿性も通気性も抜群に高く
とても軽い素材です。
これが、タオルにならないだろうか?
たしか、そういうタオルを
見たこともあるような気がする。
最高の品質のパイルでありながら、
最高の品質のガーゼでもあるタオル
が、できないだろうか?
それが、いままでどうして
一般的になっていなかったのか、を考えながら
あえて、まず、そっちの道に行ってみよう。
きもちのよいふかふかで柔らかい肌触りの
タオルであるとともに、
ガーゼのようにそっといたわってくれるような
<やさしいタオル>は、きっとできるはずだ。
「ほぼ日」が作りたい
<やさしいタオル>のコンセプトは
そんなふうにして、決まりました。
ここから、実現へと向けて
研究と洗濯の日々が始まるのですが、
ちょっと長くなりそうですから、
今日のお話は、ここまでにさせていただきますね。
次回は、ちょっと時間を巻き戻して、
3年かかって作ってきた<やさしいタオル>の
いちばん最初のきっかけについてのことを
お話ししたいと思います。
そして、<やさしいタオル>を
一緒につくってきた方についても
ご紹介いたしますね。
次回更新は
6月10日(火)
更新です。
お楽しみに!
「やさしいタオル」の販売は、
7月9日(水)
より開始予定です。
2003-06-06-FRI
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