<やさしいタオル>は
どれくらい出来ているのかしら?
<やさしいタオル>の注文受付から
約1ヶ月がたちました。
このひと月の間、愛媛県今治市にある
タオルメーカーの『花椿テリー』の工場では、
毎晩遅くまで織機を動かして、
急ピッチで
(だけど、ミスがないように丁寧に)
<やさしいタオル>を作ってくださってるんですよ。
注文受付時に、
「お届けは7月中旬以降」とお伝えしておりましたとおり、
7月20日から発送作業を開始できることになりました。
<やさしいタオル>は、7月20日から27日の間に、
今治から東京へと運ばれてきます。
先に着いたものから順に、どんどん発送していきますよ〜。
(直前になりましたら、またこのページでお知らせしますね。)
じゃあ、今は<やさしいタオル>はどこまでできてるの? 気になりますよね! 本当ならほぼ日乗組員が今治まで行って 取材をしてきたいところなのですが、
お忙しいところに
暢気に出かけていってお時間を頂くのも心苦しいので、
専務のヤマダさんに状況をおたずねすることにしました。
![](IMAGES/040614-factory001.jpg)
愛媛県今治市にある『花椿テリー』社屋。
![](IMAGES/040614-person_senmu.jpg)
ヤマダさん。
ヤマダさんは、会社の専務としての仕事で、
日本各地を飛び回るのはもちろんのこと、
納期がせまってきて、工場が忙しくなると、
自ら織機の前に立ったりもするそうです。
「作ってる途中の様子を教えてくれっていうのは、
本当に、『ほぼ日』さんだけですよ。
でも、作っているところまで関心をもってくださるのは、
うれしいことですね!
」
と言いながら、現在の状況を教えてくださったヤマダさん。
(かえって、時間をとらせたのではないか?
という疑惑もあるような‥‥‥。
ありがとうございます、ヤマダさん!)
では、どうぞ。
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ほぼにちわ。
花椿テリーのヤマダともうします。
今回で<やさしいタオル>を作るのは、
3回目になりますが、
楽しみに待っていてくださる方々の
期待を裏切らないように、
初心にかえってミスのないようがんばっています。
できあがりまで、もうしばらく待っていてください!
では、早速ご説明していきましょう。
●
<やさしいタオル>をつくる時は、
・糸を染める工場
・糸からタオルを織って成型する工場
・織る時に糸につけたのりを洗う工場
・タグなどをつける工場
・最後の仕上げをする工場
(裾、耳の縫製、たたんで、パッケージにいれ、
検針器でチェック)
と、
できあがるまでに、
今治のいろいろな工場での作業があります。
そして、 糸からタオルを織って成型する工場であり、
最後の仕上げをする工場である
わたくしどもが、
その他の工程の工場に仕事を依頼していく、
という仕組みになっています。
もちろん、もうすでに仕上げの段階まできて、
パッケージに封入しているものもあるのですが、
現在のメインは、 うちで
「タオルを織って成型しているところ」です。
片面ガーゼ、片面パイルのタオルを織り出す織機は、
フル稼働中です。
ナイトシフトを組んで、夜も織機を動かしています。
織機の前には、「台持」と呼ばれる
役割をもったオペレーターが常時ついています。
![](IMAGES/040614-factory2.jpg)
織機が確実に動いているか、
糸の調子がスムーズか見守りつつ、
ヨコ糸やタテ糸が切れたときにそれを修復する作業をします。
その他、綿ボコリの除去なども彼らの仕事になっています。
![](IMAGES/040614-factory8.jpg)
こちらは織機の後ろ側。
機械をほったらかしにしておけば、
じゃんじゃんタオルができあがるのだと思われがちですが、
そうではないんです。
織機を注意深く見守る人の目がないとだめなんですよ。
![](IMAGES/040614-factory5.jpg) ![](IMAGES/040614-factory6.jpg)
こちらが、織り上がっていく<やさしいタオル>です。
スポーツシリーズのSuperWhiteと、
ホームシリーズのラテが織り出されています。
この織り上がったタオルは、
このあと、のりを抜くために洗浄して、
裁断して、端の始末をする、
仕上げの工程へと送られていきます。
●
これが、今の<やさしいタオル>の状況です。
おわかりいただけたらうれしいです。
最後に、<やさしいタオル>に関わっている
スタッフを紹介します。
![](IMAGES/040614-person_yanahara.jpg)
工場長の柳原 |
![](IMAGES/040614-person_noma.jpg)
織機保全係の野間 |
![](IMAGES/040614-person_maruyama.jpg)
生産管理の丸山 |
![](IMAGES/040614-person_morikawa.jpg)
縦糸を揃える森川 |
![](IMAGES/040614-person_kadota.jpg)
台持の角田 |
![](IMAGES/040614-person_oti-.jpg)
台持の越智 |
![](IMAGES/040614-person_fukuoka.jpg)
台持の福岡 |
![](IMAGES/040614-person_yamauchi.jpg)
仕上げの山内 |
![](IMAGES/040614-person_takami.jpg)
仕上げの高岡 |
![](IMAGES/040614-person_akiyama.jpg)
仕上げの秋山 |
![](IMAGES/040614-person_watanabe.jpg)
仕上げの渡辺 |
![](IMAGES/040614-person_tokushima.jpg)
仕上げの徳島 |
![](IMAGES/040614-person_yagi.jpg)
出荷担当の八木 |
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ほかの工場でも、まだまだたくさんの方々が、
<やさしいタオル>製作に
関わっています。
そちらは、また別の機会に、ご紹介できたらと思います。
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「あとは、梅雨が梅雨らしくあってくれることを
祈っているんですよ」
と、最後の最後にヤマダさんがつぶやくので、
「?」と思って、聞いてみましたら、
「タオルを作るときには、
染色やのりを落とすための洗濯などで、
かなり水を使うんですね。
だから、きちんと雨が降ってくれないと、
水不足になって、
いろんなところに支障をきたしてしまうんですよ。
いくら、工場ががんばっても、こればかりは、
私にもどうしようもありませんからね〜。
」
この原稿を書いている今の東京の空は、
ピカピカの快晴。
「雨、ちゃんと降れよな〜」と、
青空にケンカを売りそうになってしまいました。
それでは、到着までもう暫くお待ちくださいませ!
また、<やさしいタオル>でわからないことがありましたら、
ご遠慮なくtowel3@1101.comにメールをお送りくださいね。
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