TBS徳川埋蔵金ライブに向けて。
ヘルメットをかぶった
経済番組をご一緒に。

第19回 スタッフの話(その5)

こんにちは。新しい週になって、
大晦日がぐっと近づいたような気がしますね。
さて、スタッフ紹介のつづきです。
今回登場するのは、古森さん。
このプロジェクトには第2回目から参加。



「大げさな言い方ですけど、
 この番組は僕の青春ですね。
 いや、本当にそうです。
 最初のうちは車を運転して運んで、
 というだけだったんですけれど、
 現場に行くとじっとしてらんないですよね。
 機械で掘れなくなって手掘りをするときになると、
 手掘り部隊隊員として掘って。
 ぼくは『手掘り師の古森』ですから。
 穴を掘るコツは、まあ強いて言えば
 腰を入れて掘ることかなあ。
 近頃、4年前に比べて太っていたのですが、
 夏前に当時の体重に戻しました。
 ということは、もう掘るのもばっちりです。
 今回、かたちにしたいですね。
 『なかったじゃん』っていうんじゃなくて、
 2000年を前に掘り当てて、みんなに、
 『ほらな。だろ?』って言いたいですね」

古森さんは現場で通常、
「古森ちゃん」と言われているが、
たまに冗談混じりに「専務」と呼ばれてる。
それは、今の古森さんが
運転手から管理職に部署が移って、
運転しなくなっているからだ。

今までと同様、ロケのためのマイクロバスは
古森さんの会社の車なのだが、なんつうか、
運転手は、別の人(古森さんの部下)なのだ。
でも古森さんは埋蔵金野郎だから、
居ても立ってもいられずに、一緒に来てる。
で、運転手さんの横でにっこりわらって、
発掘意欲満々なんっす。
マイクロバスの中では、
「古森ちゃん運転しないのにいるから、
 シートが一つ埋まっちゃうよ(笑)」
とか言われてますぜ。助手席に座った小森さんは、
「ぼくはバランサーなんですよ。急な道で
 車が傾かないように体重移動して支えるんです」
とかこたえてた。強い方だ……。
管理職なので時々営業のためにゴルフに行ったり、
運転手一筋の頃とはすこし違うペースで
仕事をされてます。

あ、ちなみに、運転がないので、
作業後の夜ご飯で、古森さんは、
みなさんと一緒にビールを飲んでました。
「こういう古森ちゃんを見て
 気分悪いなあって言うやつも
 いるんだ(笑)(by darling)」
現地の建設会社社長の望月さんは、
古森さんの会社の運転手さんに言ってた、
「地面掘ると出世するぞ」って。

そういうところで、もうちょっと、
古森さんのお話のつづきを聞いてみましょう。

「ぼくのいる会社は番組のロケに車を出しています。
会社の持っている車両の数は全部で
マイクロバス10台、ワゴン30台です。
運転手の仕事には日帰りも泊まりもあって
不規則ですので、ふだんはローテーションを組んで、
仕事がしばらく続いたら休む、
というかたちになっています。
1週間4、5日行ってた時もありますね。
広い世界ではありませんから、
会社とかと1回おつきあいしちゃえば、
仕事の注文は続いていきますね。
最近は運転をしなくなってきて、
管理とか、あと営業をやっています。
運転手っていうのは、たぶん、
現場で人と接する接し方が大事なんじゃないかな。
運転手は基本的に現場に1人で行きますよね。
そういう点で技術の方たちとは違うし、
それで「運転手さん」って言われて、
スタッフとは別、みたいになってしまう
ようなところもあるじゃないですか。
でもそういうところで、そうならないで、
ちゃんと人と関係を持って喋っていったり、
うまくつきあっていったりというのが
できるかどうか、それが大切だと、ぼくは思います。
 
前は会社の車の中に、このプロジェクトの
宣伝ポスターをぶらさげたりしてました。
そしたら、他の現場に行く時でも
『埋蔵金、見てるよ!』
なんて言われて、嬉しくて。
そうするとぼくも、
ああなんですよこうなんですよって、
いろいろ説明したりしてました。
この番組ほんとファン多かったし、
もうぼくはこの番組にかけては自費でも来ます。
参加してること自体が、楽しみなんです」

実際、この日の古森さんは休みをとって
赤城山に来てたんだぜ。
手掘り期待してます、専務。

(明日からは発掘現場レポートです)

1999-12-20-MON

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