野菜のクルマ。
「SKIP」のトラックストアは
今日も走ってる。

北海道からテキスト中継!

ファーストステージ終了!

10月19日(土) 天気:晴(しかし、気温5度)
         @北海道旭川市




てんちょー(仮)イズミとアッキィ

編集部
(以下、編)
みなさん、
こんばんは。
昨日に引き続きではありますが
通常、この企画で行っている
イズミ-西本間で行われる
電話インタビューではなく、
今回は座談会形式でお送りします。
皆さんと北海道の海の幸、山の幸を満喫するために
「すすきの」の街へ
繰りだしたいところでは
ありますが、しばしの間
おつきあいください。
メンバーは司会の私、69西本。
そして、SKIP側より
てんちょー(仮)イズミさん。
てんちょー(仮)
イズミ
(以下、イズミ)
どうも。
お疲れさまでした。
そして、ゲストとして
SKIPアートディレクター秋山具義さんを
迎えてお送りいたします。
秋山具義
(以下、アッキィ)
よろしく。
さて、10月3日に西新宿で行われた
SKIP記者会見場から出発した
トラックストアではありますが
本日、10月19日の
ユニクロ旭川豊岡タウンプラザ店での
販売をもちまして、
一旦、終了することになりました。
2週間以上の間、
さまざまな事があったとは思いますが
イズミさん、如何でした?
イズミ あっ、みなさん、
いい臭いがしますね。
ホテルについて
30分しか経ってないのに
もう、お風呂に入ったんですか。
それは、もちろん。
アッキィ オレはコロンをつけたよ。
イズミ ああ、なんか出遅れちゃったな、
という気がしてます。
アッキィ いや、いいんじゃない。
そんなことは。
イズミ そうですね。
まず、旭川から札幌まで
スピードの出ないトラックで
無事、戻ってきたということで
ホントに、安心してます。
この2週間、
「販売をしては移動」
ということを繰り返しておりました。
普通なら、ここで
大きな達成感とともに
涙のひとつでも流すところではありますが
疲れが「どっと」出まして
とにかく、今は「ぼーっと」しております。
開始当初は
販売地区を定めて
その周辺を巡回するということでは
ありましたが、
最終的に行った土地にある
ユニクロ店舗で販売するという方式に
シフトしていきましたが
そのあたりは如何でしたか?
イズミ トラックストア開始、
3日間までは、
確かに街を巡回して
販売するというスタイルでありました。
この方法では
売れ行きが伸びなかったことも
事実ではありますが
たまたま、トイレを借りようと
入ったユニクロ店舗で
非常に好意的に受け入れてもらえたんですね。
そこで、SKIPの親会社である
ファーストリテイリング、
つまり、ユニクロの方々も
このSKIPに対して、
非常に興味をもっていることが、わかりました。
お客さんにとっても
いつ来るか分からないトラックよりも
予め、販売予定場所が分かっていた方が
親切だ、ということに
気づき始めた時期でもありました。
加えて、ユニクロで働く方々にも
SKIPというブランドが
どういうことをやろうとしているのか?
ということをお伝えする必要があると
思ったんです。
そこで、販売場所を
各地のユニクロ店舗の駐車場で販売させていただく
現在のスタイルにシフトしたわけですね。
イズミ ええ、そうです。
今のやり方が決して
ベストではないとは思うんです。
でも、今回のトラックストアで
本当にやりたいことは、
「より、多くの人にSKIPのことを知ってもらう」
ということであったので
その時点で考えられることとしては
最良の方策はとれたと思います。
なるほど。
そうですか。
いつも、電話で話を聞く身としては
これは、大きな方向転換だなぁと
びっくりしたのも確かです。
イズミ そうですね、
それまで、団地や住宅地を巡回しながら
お客さまに「止められた所」で販売してました。
トラックをずっと追いかける方もいた時期です。
時速20キロくらいで
よたよたと走るトラックめがけて
パッシングされていたのも
今では懐かしい思いがします。
2日目に話を聞いた時ですが、
販売場所に行ったら
その土地の管理者に怒られて
「これから、どうすればいいんだ」と
途方にくれたこともありましたよね。
パンク修理屋さんにアドバイスをもらったりして。
イズミ ええ、そんなこともありました。
一番、印象に残っていることは
何ですか?
イズミ やっぱり、
白バイにつかまったこと
でしょう。
ああ、あの時は
ぼくも助手席に同乗してました。
イズミ そうでしたね。
交差点で停まっていると
白バイがやってきて
「次の交差点を渡った所で停止してください」
と言われたんですよ。
その時は
「白バイの隊員さんが野菜を買いに来たんだ」
と、ちょっと嬉しくなったんです。
で、停止してみると。
イズミ 「さっき、赤信号で交差点を渡っていたでしょう」と
とがめられました。
信号無視をしてたと。
イズミ ええ、そういうことで、
青色キップを切られました。
しかも、その状況を読者の方が見ておられまして
「見ましたよ、白バイに捕まっている所」
という、内容でして
非常に目立つ車体を
ちょっとだけ、
恨んだこともありました。
あの時は、
話がなんだか盛り上がっていたんですよね。
イズミ ええ、それまで独りぼっちで移動をしてたところに
助手席に話し相手が増えたわけでありますから
こちらとしても、テンションがあがりました。
ぼくも、久しぶりにイズミさんに会って
嬉しかったんで、
車中、話が弾みましたよね。
イズミ でも、そこが落とし穴でありました。
・・・・・・。
話題をかえましょう。
北海道に場所をうつしては
どうでしたか?
イズミ とにかく、いろんなお客さまに
会えるのが嬉しかったです。
事故も無く、終了できたことが
なによりでありました。
アッキィ 「ジーコ」も
無しで。
アッキィさん!
さっきから黙っていたと思ったら
そんなタイミングを狙っていたんですか!
アッキィ そんなことは、ないんだけど。
オレも助手席に乗って
移動をしたんだけど
楽しかったよ。
イズミ 移動中、助手席に人がいて、
話せることが
とにかく、嬉しかったんです。
それが、素敵な女性だったら
もっと良かったんですけどね。
う〜ん。
最後はどうかと思いますが
この企画の間、
毎日、夜の11時くらいに
電話してインタビューをしてたじゃないですか?
そのことについては
いかがですか?
イズミ 期間中、一日の移動日を除いては
毎日、動いていましたから、
視野がせまくなってしまうところでした。
このインタビューを続けていることによって
その日の自分を振り返れたり、
気づいたことを元に自分で修正したりと
いい機会でありました。
おそらく、読者の方々は
この企画も本日をもって
一旦終了と思われていると思いますが
ここで、
重大な発表があります。
イズミ なんですか?
このインタビュー。
トラックストアが終わっても
しばらくは続けていくことになりました。
イズミ えっ、
それは、例えば、仕事は休みで
家でごろごろしている時も
電話がかかってくるってことですか?
ええ。そうです。
これも「ジーコ」(darling)によって
決定しました。
イズミ それは、大変じゃないですかっ!
それは、
お互いさまです

毎日、インタビューして
原稿にするのは、
ぼくの役目ですから
これからも、よろしくおねがいします。
イズミ こちらこそ、
よろしくおねがいします。
さて、先程から
沈黙を保っているアッキィさん。
このトラックストアについて
コメントをよろしくおねがいします。
アッキィ イズミさん、
ホントにお疲れさまでした。
北海道しかみてないんですが
とにかく「人がいいな」と思いました。
買いにくる人もいい人だし。
各地でお会いした
ユニクロの人もとにかくいい人ばかりでした。
あとは少しでもイズミさんの
幸せのお手伝いができてよかったなと。
アッキィさんからみて
このトラックストアへの課題はありますか?
アッキィ トラックストアの課題は
その場でみえるPOPとして、
もっと簡単で
分かりやすいものを作ったほうが
みんな興味をしめすんじゃないかなと
思いました。
これはトラックストアだけでなく
デザインでの課題としても
考えていきたいと思ってます。
直接売り場に行ってみて
分かったことが、いろいろありました。
北海道の札幌で売れるものと
同じ、北海道でも
旭川で売れるものは全然違うんです。
これは、意外でありました。
一方で、旭川で採れた商品を
旭川で売ると、どのような事が起こるのか?
というような現場を直接みれたということは
今度のSKIPのデザインに生かせることです。
トラックストアというものは
直接的な売り上げとしては微々たるものでありますが
マーケティングとして非常に良いと思いました。
現在、SKIPの販売方法は通販という形態です。
この形だと、
買う人の感想はメールなどでわかりますが
直接顔がみれないことが難点でもあります。
お店には商品を直接買いたい人がやってきます。
トラックはそうじゃない
状況に自ら飛び込んでいって
お客さまの
「これなに?」って人の興味を惹くことから始まって
最終的には購入する所までいってしまう。
このプロセスをみて
店舗でもなく、
インターネットでもない
魅力があるんじゃないかと思いました。
最後をしめていただいて
ありがとうございました。
みなさん、今日はお疲れさまでした。
イズミ お疲れさまでしたっ!
じゃ、打ち上げにいきましょう!


2002-10-20-SUN

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