編集部
(以下、編) |
疲れましたね。
|
てんちょー(仮)
イズミ
(以下、イズミ) |
ええ、疲れました。
ねえ。3時間半。 |
編 |
ええ、3時間半ですよ・・・。
ずーっと、 |
イズミ |
笑いっぱなし。
今日は千葉の実家の方へ
法事に出たりなんかもして
そのあたりの話なんかもしようとは
思っていたのですが・・・。 |
編 |
どうなんですか? |
イズミ |
もう、話す気力ゼロ。 |
編 |
ええ、ぼくも気力ゼロです。
ここで、読者の方にご説明すると
我々は恵比寿ザ・ガーデンホールで行われた
明石家さんまさんのコントライブ
「形は古いがシケには強いSPECIAL」に
行ってきたところです。
これが最終日ということもあって
3時間半、ぶっ続けで
これでもかっ!というくらい
笑わせる内容でありまして
もう、笑い疲れて
何もする気力がありません。
今回の目的は、
さんまさんのコントを楽しむことは
もちろんのことですが
さんまさんに
SKIPの商品を
手渡すことが
目的でありました。 |
イズミ |
ええ、そうでしたね。
でも、途中でそんなことは
どうでもよくなりました。 |
編 |
ええ、ぼくもそうです。
おそらく、そういうことになるんじゃないかな
と思いまして、
入場時にさんまさんのマネージャーに
「これ(野菜)、さんまさんに渡しておいて」
と、頼んではいたんですが、
そのマネージャーが律義な後輩でありまして
終演時に
「西本さん、やっぱり野菜は直接、
さんまさんに渡してください。
そちらの方がネタになるじゃないですか」と。 |
イズミ |
律義な方でしたね。 |
編 |
ええ、吉本には珍しい
東北出身の人でありまして
義理、人情を重んじる
ナイスな後輩でありました。
しかし、ぼくは普段、
人に会って緊張することは全く無いのですが
あの方だけは別格でして |
イズミ |
顔がこわばっていましたよね。 |
編 |
ええ、ほんと唯一、
と言っていいくらい緊張するんですよ。
でも、一応、
楽屋で手渡しはしてきたということは
報告に値するんじゃないかと思います。
ちなみに何を渡したんでしたっけ? |
イズミ |
キャベツ、じゃがいも、たまねぎ
かぼちゃ、ピーマン、トマト、
きゅうり、なし、高糖度みかん、
りんごが王林とあかねの2種です。
あっ、トマトジュースも差し上げました。 |
編 |
もう、
フルラインナップじゃないですか。 |
イズミ |
ええ、相手は日本一の芸人ですから
それなりのものを用意しました。 |
編 |
そういえば、
先日、仕事でご一緒した
タモリさんにも商品をお送りしているんです。
こうなると、後はあの人ですね。 |
イズミ |
あの人とは? |
編 |
タモリさん、さんまさん、とくれば、
あの人ですよ。 |
イズミ |
あっ、BIG3。 |
編 |
ええ、そうです。
後はビートたけしさんに
お渡しすることができたら
SKIPはBIG3制覇です。 |
イズミ |
そうですね。
目指せBIG3です。 |
編 |
さて、ライブの方はどうでした? |
イズミ |
昨日、
「さんまさんのライブに行こう」
と誘われた時は
今、思えば自分が浅はかだったのですが
「笑い」を盗んでやろうってくらいの
気持ちで望んでおりました。
こう、ウィットに富んだトークを目指そうかと。
次の日に会社に行った時には
あっちこっちで爆笑をとっている自分の姿を
想像しておりました。 |
編 |
ああ、
危険ですねえ。
それは。
相手は「お笑い怪獣」ですよ。 |
イズミ |
ええ、そんなことを思った自分を
今では恥じております。
「お笑い」を勉強するつもりで行ったのですが
逆にさんまさんにサービスというか
お客さまへの向き合い方というものを
学んだ気がします。 |
編 |
それは、どういうことですか? |
イズミ |
絶対、手を抜かないっていうか
楽をしちゃいけないっていうか
自分の100%をぶつけていかないと
お客さまがついてこないんですね。
さんまさんが言ってたじゃないですか
「舞台の上は戦場やぞっ!」って。
あと、細かいことですが
今回、座席に座布団がついていたじゃないですか? |
編 |
ええ、さんまさんが自腹を切って
会場のイス全席に座布団をつけてましたね。 |
イズミ |
あれも、凄いサービスじゃないですか。
3時間30分もの長い間
一度も休憩無しで笑っていただくには
座るのが辛いとか、
そんなことをお客さまに考えさせただけで
笑いが半減すると思うんです。
お客さまにも出きるかぎりベストな環境を
提供しているのだなと。 |
編 |
業種は違えども
サービスという概念は同じであると
いいたいわけですね。 |
イズミ |
ええ、そうです。
普段、さんまさんが活躍されているテレビと
今回のような舞台は全く違うものだと思うんです。
これが、SKIPの事業にあてはめて考えてみると
通販と対面販売くらいの違いがあるんじゃないかと。 |
編 |
確かに芸人さんは
舞台を踏んでいないと
テレビでは通用しないことが多いんですよ。
やっぱり、舞台で培った瞬発力とか
お客さまを前にした時の流れとか
空気を読む力ってのが
絶対的な地肩を作っているんです。 |
イズミ |
こう、相手のリアクションによって
流れが変わってきたりするじゃないですか?
一つのネタを何パターンもやってみたり。
そこで、広がりがあるというか
いい意味でのキャッチボールがあるんですよね。
あと、劇場を観て思ったのですが
お客さまとの良い感じの間合いってものが
あるのかなと思いました。 |
編 |
それは箱(劇場)として? |
イズミ |
ええ、絶妙な大きさとかも
関係するのでしょうが
立地という点も多少、関係するのでしょうね。
リアル店舗を作る時の
参考になるなぁと思ってました。 |
編 |
ライブを観ながら
いろんなこと思っていたんですね。 |
イズミ |
いえ、もちろん
ライブの最中は
人生かつて無い程、笑いました。
こんなに笑って疲れたということは無いです。
今、みたいに振り返って考えてみると
自然とサービスとは?仕事とは?
ということに気づかないうちに
もっていかれちゃいました。
日本一の人はあれだけ
身を削ってやっているんだから
わたくしごときはもっと頑張らねばと
思いました。 |
編 |
今度やる、
シネマストアやトラックストアも
あれくらい徹底してやりたいものですね。 |
イズミ |
ええ、
また作戦の練り直しですね。 |