転機のとき。

第7回 現在進行形の転機。


「経験を積んだ人は、
 モノゴトがこうであるということを知っているが、
 なぜそうであるかを知らない(ハイデガー)」

「結局のところ、最悪の不幸は決して起こらない。
 不幸を予期するから悲惨な目に会うのだ(バルザック)」



なぜかはわからないけど、
「そこにかならずある」のが、転機かもしれません。

たくさんの方からの「転機」をいただいていますが、
とりわけ、最近は、現在進行形の
転機をいただくことが、とっても多いんです。

この先どうなるか、この選択が何を生むか。
それまでの道のりで、
「人は意外なきっかけをもとに、
 いい方向にも悪い方向にも、ずいぶん遠くに行く」
ということを、実感していらっしゃるんだろうなぁ、
と思えるようなおたよりが多いんです。

初々しいものから、覚悟を決めた一歩まで、
さまざまなメールを、ご紹介していきますね。

どうぞ、お読みくださいませ。







・私は片田舎の高校3年生です。
 今年大学受験です。
 そして今このメールを打っているのは
 私立受験の会場がある東京。
 これで3度目の上京ですが
 今回は一人での受験で少し寂しいというか、
 心細いみたいです。
 それで「王様の耳はロバの耳」的に
 誰かに何かを伝えたくて、こうして
 ネットカフェでパソコンに向かっているわけです。
 一人になると寂しくて仕方が無いんです。
 むかしグアムで水上ボートに乗るとき
 人数の関係で一人浜で父母を待っていたんだけど、
 たった5分の待ち時間なのに不安に耐えられなくて
 ぽろぽろ涙したときのようです。
 家で一人で留守番って時は
 全く寂しくも不安でもないんです。
 それはきっと誰かが居てくれる、
 とわかっているからなんでしょうね。
 今は一人で居ることの不安と、暇をもてあましています。
 受験なので気軽に友達とメールというのも出来ません。
 春からは独り暮らしです。
 最初はこんな不安でいっぱいなんだろうな。
 今は携帯電話という「いつも誰かとつながっている」
 感覚が持てるものがあります。
 でも私はそういう錯覚みたいなものにとらわれずに
 自分の不安と向き合って
 少し飼いならしてみたいと思います。
 そうすることで少し強くなれる気がするから。

 私は長女で、今まで特に反抗期も無く親の言うことに
 従ってきました。そうしてくることに
 疑問を持つこともあったけど、
 「親のいうこと=自分のしたいこと」
 だったので割と流されてきました。
 この春からは自分のしたいことを自分で判断して、
 行動していくことになります。
 責任もついてきます。
 責任を取れるようなしっかりとした強い人になります。
 そして素敵な大人になりたいです。
 今年は私の転機の年になりそうです。
 長々と書いて失礼しました。
 これで少しすっきりしました。
 明日の試験がんばります。それでは。
 (s)



・今年の1月から新しい会社に転職しました。
 外資系です。
 日常会話は何とか日本語ですが、
 会議やメールなど、一切英語です。
 入社時に聞かされていなかったため、面食らっています。
 どきどきもので、後悔が先にたちます。
 くじけそうになりますが、そんな時、
 娘のバイオリンを思い出します。
 習いはじめた昨年の夏ごろは
 とても聞くに耐えられないレベルでしたが、
 最近では、おやっと思えるほど
 上達してきております。
 (多分に親ばかが入っていますが・・・)
 継続は力なりをまざまざと見せ付けられた思いです。
 パパも負けてはいられません。がんばるぞー!
 (匿名のかた)



・私の好きな人は何でも出来る人です。
 初めての事も他の人の2倍〜3倍早く習得します。
 だからでしょうか。
 いつも、何をしても長続きしません。
 趣味もころころ変わります。
 ある程度出来るようになると
 「極めた」気になり飽きるのだそうです。
 高校も1年の1学期で辞め、
 就職した床屋は給料が220円で半年で辞め、
 以降数々のバイトや仕事を経験していますが、
 1年もった所はありません。
 大抵の理由は「仕事の内容」
 (きつい、残業ばかりで自分の時間が無い、
  想像していた仕事ではない)
 または「人間関係」
 (出来ないくせに先輩きどりの人がいて毎日気を使う、
  いちいち自分に突っかかってくる)です。
 そして今回また1年経たずしてその時期が訪れました。

 会社を休んで4日目社長と話しました。
 その夜「明日から会社行くよ」と言いました。
 「どうしたの?続けるの?」
 と聞くと社長がこんな話をしたそうです。
 「熱帯雨林の木には年輪がない。
  (正確には成長輪というのがあるそうですが)
  年輪と呼べるものがあるのは、
  春夏秋冬、暑い時、寒い時、など
  辛い季節も乗り越えた木にこそ年輪が刻まれるんだ。
  そしてその年輪があるからこそ木は太く生きていく。
  お前はどうだ。そうしてちょっと辛いからって
  すぐに逃げ出していては年輪なんて作られない。
  ずっと曲がったままだ」
 その社長の台詞がすごく胸に染み入ったようでした。
 私も同居している義母もいつも彼に
 「そんなんじゃ将来どうするんだ。
  子供や妻の事を考えろ」と言っていたのですが、
 あまり考えようと言う気は見えませんでした。
 まだ入社して1年経たない若蔵に
 誠意を持って話してくれた社長にとても感謝しています。
 と同時に木の話は私もすごく心を打たれたので
 ぜひ皆さんにもと思い書きました。
 きっと主人のように
 心が大人になりきれないまま大人になった人間て
 大勢いると思います。
 同じような人に、これを読んで
 少しでも大人になってくれればと思います。
 (あゆ)



・10月から9ヶ月間海外に行きます。
 彼氏は日本においていきます。
 9ヵ月後にどうなっているのか・・・
 最近不安が大きくなってきました。
 でもわたしなりに必要だと思ったのです。
 留学することが、あの人と
 この先ずーっと一緒に歩いていくために
 どうしても必要だと思ったのです。
 彼の生活に英語は欠かせません。
 ですがわたしは英語がうまく話せません。
 緊張から言葉が出てこないのです。
 ゆっくり話せばいいと彼は言いますが、
 そういう問題ではないのです。
 なんどかパーティについて行って
 「ダメだ」と思いました。
 英会話学校に通っていても、
 アガリ症を克服することはできないのだと痛感しました。
 だから「行こう」と思いました。
 正直、9ヶ月も会わないことには不安がいっぱいです。
 彼をつなぎとめておくだけの自信が無いのです。
 彼の周りに魅力的な女性が多いことを知っているから。
 それでも行こうと決めました。

 自分でもバカだと思います。
 でも立ち止まって悲しんでいるのもキライです。
 このまま日本にとどまっていれば、
 何の問題もなく結婚できるでしょう。
 でもそこからつらい思いをすることが目に見えています。
 そんなのイヤです。足手まといもイヤです。
 わたしは自分の足で歩いて彼についていきたいのです。
 ひっぱられてついていくのでは、
 いつか彼が止まってしまいます。
 だからわたしは行くことにしました。
 ちゃんと帰ってきます。彼を手放したりしません。
 そんな気を起こさせないくらいになります。
 向こうに行ってる間もきちんと連絡をとります。
 忘れられないように。
 ‥‥これって転機なんでしょうかね?
 (匿名希望)



・最近大変悩みます。
 私は看護婦をしています。
 人と関わることから始まる
 この仕事がめちゃくちゃ好きなんです。
 でも、やっぱり人間である以上
 「合わない人」って存在するんだなぁとしみじみ思う。
 私の合わない人っていうのは上司です。
 本当に大好きな仕事なのに
 彼女と仕事をすることが、すごい苦痛なんです。
 きっといろんな人がおんなじことで悩んでるんだと思う。
 もっと彼女に自分の言いたいことが
 言えればいいのだろうけど、
 自分の弱さが原因でいつも受身のまま。
 ストレスだけがたまっていきます。
 なんとかストレス発散させようと歩いたり
 (私も何時間でもひたすら歩くタイプです)
 友達と遊んだりしてるけど、
 仕事に行って彼女に出会ってしまうとそれだけでだめ。
 本気で職場を変えようかとか考えちゃう。

 でも、上司のこと以外は
 すごくいい職場だから、やめたくない。
 くらいメールになっちゃいました。
 そんな毎日の中で「ほぼ日」は
 みんないろんなことあるんだなぁって
 ほのぼのさせてくれます。私の元気の源です。
 それを伝えたいがために、
 こんな暗い書き出しをしてしまいました。
 では
 (21歳・目指せ!カリスマナース)



・こんにちは。
 このコーナーは女性の人気が高いように感じますが、
 私(女性)もよく拝見させてもらっています。
 ところで、私は今、まさに
 転機を迎えようとしているのかな、という感じなんです。
 1つ目の理由は、就職活動を始めたこと。
 2つ目は、3年近く付き合っている彼に、
 好きな人がいることを告げ、別れをも告げたことです。
 私にとって、2人の男性の存在は
 とても大切で、失いたくはありません。
 しかし、半年近く、罪悪感に苦しみ、
 私のずるさがいけないのだとずっと思っていました。
 人生には選択しなければならないことが
 たくさんあります。
 自分のことを大切に思ってくれる人との
 関係を絶つのはとても辛いです。

 新しく好きになった人とは、彼と別れたからといって、
 付き合える保証はありません。
 彼はヨーロッパに住んでいる人で、
 私達を繋ぐものは手紙です。
 メールはお互いあまり好きではないので、
 いつも手紙なのです。
 言葉が違うので、コミュニケーションは
 決して楽ではないけれど、理解し合えてることを
 実感できる瞬間が多々あります。
 「こんなことを書いてほしいな」と思うと、
 実際に彼の手紙に文章として書かれていることがあって、
 テレパシーってあるんじゃないかと思うほど、
 びっくりしたこともありました。
 
 彼が私に教えてくれた強さや、真面目さ、勤勉さ等、
 その全てが私の今後の価値観を
 変えてしまうんじゃないかと思います。
 あるいは、私が忘れていたものを
 思い出させてくれているといった感じです。
 今年の秋くらいに、彼と再会ができるかもしれません。
 その前に、いろいろなことを整理したいのです。
 選択の結果が正しいのかは私にはわかりません。
 でも、自分でも意外なほど
 心は落ち着いているような気がしています。
 付き合っている彼とも、いろいろな事情があって、
 すぐには別れられないけど、
 時がきっと解決してくれるのだと信じています。
 (かぺりーた)



・新入社員の頃は仕事でツライこと、
 イヤなこと、行き詰まったことがあると
 ”あ〜!もうこんな仕事辞めてやる!辞めてやる!”
 って思ってましたが、いつしか、
 本当にツラくて、イヤで、行き詰まって
 前に進めないくらいな困難にぶちあたっても
 ”今、辞めたら負けになる!
  絶対に今、仕事なんて辞めるもんかぁ!”
 って思う心を持つようになってました。
 そうやってみんな仕事を続けるんだろうなと思います。
 今日もすごくイヤ〜な気分になることがありましたが、
 今日は”辞めてやるぅぅぅ”って心の中で思っていて…
 こう思ううちはたいした困難ではないんだなって
 思っちゃうと、まだまだやれる!って思ってしまいます。
 私ってこうやっていつまで仕事続けていくんだろう。
 ツライことがあっても結局、辞められないんだろうな。
 ちょっと小さなストレスが溜まってしまって、
 思わずメールしちゃいました。
 明日もがんばるぞ。
 (eruman)



・昨日の『転機のとき』に
 自分の書いたメールがのっかっていてびっくりしました。
 自分の手元に送信済みメールとして残っているのに、
 ほぼ日に掲載されているものを読むと、
 もう自分の書いたものじゃないみたいで
 自分で読み返してみて泣きそうになりました。
 掲載していただいて、ありがとうございました。

 ところで、私は毎日バスで通勤しているのですが
 今日もいつものように座って本を読んでいたら、
 頭の上のほうから鼻歌が聞こえてきました。
 けっこう高い椅子に座っていたので、誰か背の高い人?
 と思って顔をあげてもそんな人いません。
 「??」と思ってそのままきいていたら、
 何とそれは運転手さんの鼻歌でした。
 バスの運転手さんって車内用のマイクしてますよね?
 お客さんが乗ったあと、スイッチを消し忘れたらしく
 私が降りるまでずっとその鼻歌は続きました。
 乗っている人たちは気づいたのかどうか、
 特別なリアクションはありませんでしたが、
 私は笑いをこらえるのに必死で
 これは今日帰ったらほぼ日に知らせなくては!と
 ひとり使命感にかられました。
 どこまであの鼻歌が
 続いたのかは残念ながら分かりませんが、
 とても楽しい一日の始まり、運転手さんありがとう。
 (と)



・今ワタシは転職を考えています。
 いや、考えていますというより、
 もう転職する気マンマンです。
 だから、ちょっと遅れちゃったけど、
 今転機のときなのかなぁって。
 転機のとき、今をいれると3回かなぁ。
 最初は高校生のとき、母が突然逝ってしまったこと。
 フツーにほんとフツーに過ごして来たのに、
 自分のやるべきこと、考えるべきことが
 いっぺんに増え、それはそれは大変でした。
 てゆーか、今も大変。
 母の偉大さにびっくりしたのでした。
 (うちの家族、ちょっと問題ある人ばっかなんだもん)
 2回目は、流産をしたこと。
 さらに卵巣に腫瘍が見つかり、手術をしたこと。
 結婚してたけど、まだ若かったし
 欲しくて欲しくてできた子ではなかった。
 形もまだないくらいだけど、こんなにも辛いなんて。
 その後の腫瘍のせいで、
 自分にはもう子供は望めないのかもと悩んだ日々。
 母の死でしってたつもりの命の尊さ。
 だけど、まだまだでした。
 そして命の尊さだけでなく、その時は
 人の無神経さとやさしさも学んだ。
 それこそ公平不公平の話のよう。
 (これも実は語りたいことあるんですが、
  話が飛ぶんでまたいずれ)
 そして今3回目。
 考えたら、自分で行動する転機は初めてです。
 次にやろうとしていることはすごくやりたいのか、
 どーなるのか、全く予想がつかないけれど、
 とにかく今、このままではイケナイ気がしてるんです。
 今でも結構やる気充分なんですが、
 とにかく誰かから何かいい言葉や行動を吸収したい毎日。
 “心が変われば 行動が変わる。
  行動が変われば 習慣が変わる。
  習慣が変われば 人格が変わる。
  人格が変われば 運命が変わる”
 これ、すごいなぁ。
 松井って同級生だぜ。なんか本物〜。
 いや、負けてられん!
 人に影響されて、な〜んて
 いい年してよくないかもしれないけど、
 うまく言えないけど、
 さらにやる気でちゃったんだな、これが。
 どーなるか解らんけど、
 このやる気をこのまま沈めるのももったいないので、
 3回目の転機、がんばります。
 ワタシにやる気をださせてくれてありがとう「ほぼ日」
 あ、よわいも大好きです。
 (まっちょ)



・私にとって転機と言えば、それは転職したことです。
 留学していた私は、
 帰国してから就職活動をしていたのですが、
 希望した職種にはつけず、
 とりあえず内定が出た会社へ入社。
 それでも、やっぱり諦められず、
 1年で転職を決意しました。
 決まった転職先は、当時誰に相談しても
 「いい会社じゃない」といわれ、
 自分も以前から行きたいなと思っていた会社でした。
 新卒の時、多くの会社を落ちまくって、
 自分はだめなのかもとずっと思っていた私は、
 すごい倍率をくぐりぬけ内定をもらえたことが
 素直に嬉しかった。
 こんな自分でも認めてもらえた、頑張ろう、
 がんがん仕事してやろうとと意気揚揚と入社したのに、
 入ってすぐに私の体はおかしくなってしまいました。
 毎日、家に着くと玄関先で涙があふれ、
 夜中には必ず一度目がさめる、
 ご飯もあまりのどを通らないと言う状態になり、
 どんどんげっそりしていきました。

 やりたいと思っていたことを実現したいと
 思って決めたはずの転職先なのに、
 結局私はまたもやそのことで悩み始めてしまいました。
 私は私なりに考えて数ヵ月後その会社を辞めました。
 会社にとって前代未聞のできごとで上司も、
 周りの人もとめる人が多かったし、
 親も友人も呆れていたかと思います。
 自分でも、なんだか逃げのような感じがして、
 連絡すべき人にもずっと言いませんでした。

 数年経った今、思い返してみて
 私はあの時辞めてよかったと、そう思います。
 今やっている仕事は、あの頃
 憧れていた(けど無理だろうなと諦めていた)ものです。
 いざやってみればそれはそれなりに問題は多いけど、
 あの時あのまま辞めずに続けていたら、
 今の仕事は一生やることなく
 憧れのまま終わってしまったことでしょう。
 留学経験とこの数年のできごとを経て、
 今私の中では新たにやりたいことができています。
 けれど、年をとったせいなのか、
 動きだすときに必要なパワーを考えると、
 尻込みしてしまっていました。
 これからどんな形になるかはわかりませんが、
 自分の夢に向けてまた踏み出そうかなと、
 皆さんのお便りを読んでいてそう思えました。
 ありがとうございました。
 (ナナオ)



・『妊娠しているかもしれない』
 今わたしも同じ状況です。
 生理が随分遅れていて、
 途中ちょっと出血がありましたが、
 もともと生理不順なほうで仕事も不規則なので、
 あまり気にしていませんでした。
 もちろんきちんと避妊はしています。
 が、あまりにも遅すぎる!
 それで、検査薬を買って検査してみました。
 結果は、「陰性」・・・
 ほっとして、これでその内きっとくるだろう・・
 そう思って2週間、まだきません。
 もしかしたらあの結果は間違っていたのかもしれない・・
 そんな不安が、重く、重く、のしかかります。
 今、23才、サラリーマンWEBデザイナー。
 それも、このままでいいのか・・・
 これが本当に自分のやりたいことなのか・・?と
 自問自答を繰り返しているような毎日。
 ものを作る仕事がしたい、と思って
 はじめた仕事だったけれど、
 自分の特性には非常に向いているとは思うのだけれど、
 向いている、向いてない、ではなく、
 「これが好きだ」という想いでつっぱしりたい。
 そういう想いがあれば、
 なんだってできるような気がするのです。
 だけど、なにが好きなのかが、わからない・・
 何重にも、うすもやがかかっていて、
 それをほどいていく作業のまっただ中にいる。
 自分を削って削って芯だけにするような。
 24歳まであと7カ月。
 23歳であるうちに、絶対に、自分の方向性を
 決めないといけない、という気がしている。
 24歳になったら、きっと手遅れになる。
 そんな今、もし妊娠していたら・・・・・
 自分の未来がまったく見えません。
 いろんなことがごっちゃになって、
 だけれど大きな流れに自分が動かされていくような
 予感だけが、ある。
 いままさに、転機のときの、
 入り口に立っているような気がしています。
 (イワン)



・毎日、会社でコソコソとほぼ日をチェックしています。
 最近始まった「転機のとき」が今マイブームです。
 この前は前に付き合ってた彼氏とのことを恥ずかしながら
 メールで送らせてももらいました。
 『ちぇ、載らないぜ〜』と思いながら
 それでも楽しく毎日チェックしています。
 載らないついでにもう一つ、今まさに転機かも!と
 思ったのでメールを送ってみることにしました。
 最近始まった『転機のとき』で何件か
 妻子ある方とおつきあいしている、または
 していたけど別れたと書いてありました。
 そのほかにもたくさんの『転機のとき』を読み、
 迷ったあげく、今おつきあいしている彼と
 別れることにしました。
 実は私も妻子ある方と付き合っているのです。
 もう7年。
 20代のほとんどをその人一筋に費やしました。
 前に送らせていただいた、
 包丁を握りしめるほど思い詰めた時の彼も足すと、
 私は20代を濃ゆ〜い恋愛で過ごしたことになります。
 7年も経つと、他のカップルと同じで『情』があります。
 どう考えても、彼とは結婚できず、
 だけど彼を失うことがとても怖く
 ずっと踏み出せないままでここまで来てしまいました。
 が、ここに来て意志疎通がうまくいかなかったり、
 お互いに思いやる心や言葉が出なかったり、
 挙げ句の果てにはポロッと出た言葉で傷つけられたり。
 そんなときに、『転機のとき』を何回も繰り返し読んで、
 『もう潮時かも・・・』素直にそう思いました。
 今までずっと
 『もう私には彼しかいない、彼がいないと生きていけない』
 そう思って過ごしてきましたが、
 私も転機のときを自分で切り開かないと!
 ととても心強く思えるようになりました。
 とりあえずは、1ヶ月一人になりたいという、
 なんとも情けないスタートですが、
 来月、彼に答えを出すとき、
 一人で歩くことが出来るよう、頑張りたいです。
 (あだちょ)

2003-02-07-FRI

 

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