“Unusual”、ふたたび。
糸井重里からデイヴィッドへの 7つの質問とその回答。  そしてデイヴィッドから糸井への6つの質問
 
アメリカ各地の実業家にお会いになっているデイヴィッドさんですが、 この『グレイトフル・デッドにマーケティングを学ぶ』について、 よく理解を示す「地方」と、 そうでない「地方」があると思われますか?  アメリカ各地の実業家にお会いになっているデイヴィッドさんですが、 この『グレイトフル・デッドにマーケティングを学ぶ』について、 よく理解を示す「地方」と、 そうでない「地方」があると思われますか?
アメリカ(あるいは、世界のすべての国々)を見ていて、
あなたがこれからの人々のために
「よき予兆」だと感じるような現象、企業、人物がありましたら、
自由にお話しください。

アメリカ国内、海外問わず、どこへ行っても、
一方には大企業、大きな政府の「オフィシャルな世界」があります。
もう一方で、小さな会社で働く人や
自分の事業を起こした人にも出会いますが、
この人たちはほんとうに元気です。

前向きな態度と打ち込める大好きな仕事をもつことが、
幸せな生き方の秘訣に違いありません。
私は、後ろ向きな人、自分の問題を政府や会社のせいにする人は苦手です。
自分の成功、自分の幸せは自分でつくるんだとわかっている人にひかれます。

私が、ブライアンと彼が創業したハブスポットのことを好きなのは、
これが理由のひとつだと思います。
ハブスポットはグレイトフル・デッドのやり方を
活かして会社を運営しています。
社員はほんとうに楽しそうで、だからこそ、いい仕事をしています。
いい仕事をすると、顧客に喜ばれ、
社員はますますやりがいを感じ、楽しくなります。
このような会社をゼロからつくり、
社員300人の規模にまで育てたブライアンは、本当に尊敬すべき人物です。

もう一人、「よき予兆」だと感じる人物は、バラク・オバマ大統領です。
アメリカの歴史を思うと、
この国で父親が黒人である大統領が選出されたことが驚きですし、
よくここまで来たと思います。
オバマ大統領は選挙戦でも、また就任後の国民とのコミュニケーションにも、
ソーシャルメディアを使っています。これもうれしいことですね。

実はこの夏、オバマ大統領は
私がツイッターで出した質問に答えてくれたんですよ。

※これは2011年7月6日、オバマ大統領への質問をツイッターで募集し、
 それに生中継で大統領が答える
 「Twitter Town Hall」というイベントでのできごとです。
 119,000以上のツイートの中から大統領が答えたのはわずか20。
 その2番目にデイヴィッドのツイートが取り上げられました


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2011-12-15-THU
 

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